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グローリーヴェイズが香港ヴァーズ制覇

2019年12月08日 15時30分

12月8日に香港のシャティン競馬場で行われた香港ヴァーズ(GⅠ、芝2400m)で、モレイラ騎手が騎乗したグローリーヴェイズ(牡4歳、美浦・尾関厩舎)が優勝した。ラッキーライラックは2着、ディアドラは4着だった。勝ち時計は2分24秒77。

積極的に行く馬がおらず、現地、日本とも1番人気のエグザルタントが先頭に押し出される展開。アンソニーヴァンダイクが直後につけ、日本勢はグローリーヴェイズが中位、少し後ろにラッキーライラック、最後方にディアドラという隊列。エグザルタントが3角でペースを上げるとアンソニーヴァンダイクは苦しくなり、グローリーヴェイズがその背後に接近。ディアドラは大外から一気に進出し、それに併せるようにラッキーライラックも外へ。一方で外目が壁になったグローリーヴェイズは咄嗟の判断で内を突き2番手へ浮上。ラッキーライラックが加速して外からそれに並ぶが、そこから一気に伸びたグローリーヴェイズが先頭のエグザルタントを捉え、突き放してゴール。2着にはゴール寸前でエグザルタントを交わしたラッキーライラック。ディアドラの追い上げを振り切ったエグザルタントが3着。

1着グローリーヴェイズ
尾関師:このコースはこの馬に合っていると思い目標にしていました。前走は負けてしまいましたが、オーナーの後押しもありチャレンジできました。自分が携わった馬に勲章を与えることが自分の仕事であり、皆さんに祝福されて幸せです。

モレイラ騎手:馬混みがタフな状況でしたが、馬はとてもリラックスしてレースをしていました。前が空いたら、素晴らしい反応を見せ、良い末脚を使ってくれました。」

2着ラッキーライラック
松永幹師:最後はいい脚を使いましたが、前が残る形になりました。今日は勝馬が強かったですね。馬は初遠征ですが頑張ってくれました。次につながる良い競馬ができたのでまた頑張ります。

スミヨン騎手:馬は良い競馬をしてくれましたが、今日は自分のより強い馬がいました。

4着ディアドラ
橋田師:スローペースになるのは分かっていたので、もう少し前で競馬がしたかったですね。馬は良い状態でしたが今日のレース展開ではこれが精一杯だったと思います。」

マーフィー 騎手:今日は馬がとても落ち着いていましたし、最後も伸びてくれました。ヨーロッパで戦ってきた馬たちに先着してくれました。ディアドラの末脚が素晴らしいのはわかっていたので、ラッキーライラックが上がっていった時にもあえてまだゴーサインは出しませんでした。今年一年、本当に頑張ってくれました。少し休んでまた来年頑張ってほしいです。


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