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リスグラシューがコックスプレートを制す
2019年10月26日 16時34分
10月26日の日本時間14時55分にオーストラリアのムーニーバレー競馬場で行われたコックスプレート(GⅠ、芝2040m、14頭立て)はリスグラシュー(牝5歳、栗東・矢作厩舎)が優勝した。後方でレースを進め、3~4角で馬群の外から進出して前を射程に入れるとあと100mであっさりと抜け出して完勝。2着には早め先頭から粘ったキャステルヴェキオが続いた。3着はテアカウシャーク。日本からもう1頭参戦したクルーガー(牡7歳、栗東・高野厩舎)は好位で運んだものの馬群にのまれ13着に敗れた。勝ち時計は2分4秒21(稍重馬場)。
1着リスグラシュー
矢作師:道中の位置取り的にかなり厳しいと思っていたので、馬が強いとしか言いようがありません。馬の強さに感心していますし、嬉しすぎて涙が出ないです。次走としては、絶対ではないですけれども有馬記念を目標にという風に考えています。馬や応援してくれた全ての人に感謝しています。
レーン騎手:良いスタートを切ることが出来ましたが、最初のコーナーまでペースが早かったので、無理にポジションを取りに行くことよりも折り合いに専念しました。4コーナーで外に出したときに、素晴らしい脚を出してくれたので勝利を確信しました。リスグラシューは1番人気でオーストラリアでも話題になっていたので、期待に応えられて良かったです。
13着クルーガー
高野師:この馬のことをよく知っているジョッキーなので、大きな指示は出さずに任せていました。スタートも決まりましたし、前の位置取りも取れたので、レースの進め方には不満はありません。次走としては何もなかったらオーストラリアでもう一走しようかなと思っていましたが、馬体を見て決めていきたいです。
T.ベリー騎手:今日は下見所や返し馬でも馬のテンションが低かったので、レース前は心配していました。好スタートを切って流れも良かったのですが、道中はあまり手応えが良くありませんでした。ムーニーバレー競馬場の独特のコースが合っていなかったのかもしれません。