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日本馬が1週前追い切りを消化――凱旋門賞

2019年09月28日 09時55分

10月6日にフランスのパリロンシャン競馬場で行われる凱旋門賞(GⅠ、芝2400m)に出走を予定している日本調教馬3頭が1週前追い切りを消化した。フィエールマン(牡4歳、美浦・手塚厩舎)とブラストワンピース(牡4歳、美浦・大竹厩舎)は9月25日に滞在先のイギリス・ニューマーケット調教場において併せ馬で、キセキ(牡5歳、栗東・角居厩舎)は9月27日にフランスのエーグル調教場において単走で追い切られた。詳細は以下の通り。

フィエールマン
9月25日 イギリス・ニューマーケット調教場 
トレッドミルでの運動~バリーヒル(坂路)軽めキャンター1本~ロングヒル(坂路)5F15―15から2F強め ブラストワンピースと併走
D.イーガン 騎手騎乗 (レースではC.ルメール騎手が騎乗予定)

名畑助手:ニューマーケットの環境自体は馬に合っていると思います。初日こそ馬場入り時に、少し入れ込んだ様子はありましたが、今は環境にも慣れ、調教自体は順調にこなしています。一週前でしっかり負荷をかけたかったので、ロジャー・ヴェリアン厩舎の協力でD.イーガン騎手に依頼し、しっかり追ってもらいました。騎手の感触も良かったので、このままトラブルなく競馬を迎えられたらと思います。

ブラストワンピース
9月25日 イギリス・ニューマーケット調教場 
バリーヒル(坂路)ハッキング~ウォーレンヒル(坂路)普通キャンター1本~ロングヒル(坂路)5F15―15から2F強め フィエールマンと併走
柴田洋行氏(ノーザンファーム)騎乗

岩藤助手:フィエールマンと一緒にいると落ち着くようで、2頭でニューマーケットに来られたことは良かったと思います。ここの環境も良く、また元々環境の変化に戸惑うタイプでもないので、調教もいつもどおりの感じでこなしていますし、ケアも美浦にいる時と同じケアをしながら、ここまでやれています。

キセキ
9月27日 フランス・エーグル調教場(芝直線コース)
6ハロン単走 2F強めに伸ばす
C.スミヨン騎手騎乗

スミヨン騎手:フォワ賞の追い切りの時よりも断然良く動けていました。前走では、最後の直線で少し反応が鈍かったところもありましたが、今回は仕掛けてからの反応が素晴らしかったです。」

清山助手:フォワ賞後はしっかりと休みを取って、メンタル面も落ち着いて疲労回復できました。今日はジョッキーに乗ってもらって、予定通り順調に調教メニューを消化できています。本番に向けてもう一段階仕上げていきたいと思います。


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