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キングカメハメハが死ぬ

2019年08月10日 17時48分

04年の日本ダービー馬で、種牡馬としてもドゥラメンテ、レイデオロの2頭のダービー馬や3冠牝馬アパパネ、国内外でGⅠ6勝を挙げたロードカナロアなどを送り出し、2010、11年にはリーディングサイヤーに輝いたキングカメハメハ(牡18歳)が8月9日、繋養先である北海道勇払郡安平町の社台スタリオンステーションで死んだ。
三輪圭祐氏(社台スタリオンステーション事務局):免疫機能の低下に伴い、種牡馬を引退して療養していました。体調が優れなかった中、特にここ1カ月くらい体調が優れないことが多くなりました。昨日(8月9日)の夕方から体調が急変し、懸命に治療を行いましたが、23時頃残念ながら息を引き取りました。
 競走成績や産駒成績も素晴らしく、多くの後継種牡馬たちも送り出してくれ、競馬界に大きな功績を残してくれたと思います。また、社台スタリオンステーションとしても、ベテランや若手問わず、どんなスタッフも優しく受け入れてくれたことに加え、プライドの高い馬たちが集まるこの特殊な環境において、周囲の馬たちが落ち着けないような状況下でも、いつも冷静なキングカメハメハが中心にいることで、それを見習い、そばにいる馬たちから落ち着きを取り戻していくなど、いつも牧場全体にいい影響を与えてくれていました。スタッフもいろいろなことを教わりましたし、種牡馬として、1頭の馬として、尊敬すべき素晴らしい馬でした。感謝の気持ちで一杯です。ご冥福をお祈りいたします。


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