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ディアドラは8着──凱旋門賞

2020年10月04日 23時40分

10月4日にフランスのパリロンシャン競馬場で行われた凱旋門賞(GⅠ、芝2400m)にディアドラ(牝6歳、栗東・橋田厩舎、J.スペンサー騎手)が出走し、8着(11頭立て)となった。優勝したのは19年の3着馬ソットサス(牡4歳、フランス・JC.ルジェ厩舎、C.デムーロ騎手)。勝ち時計2分39秒30(不良)。2着にフランス調教のドイツダービー馬インスウープ。史上初の凱旋門賞3勝目を狙ったエネイブルは6着に敗れた。

橋田師:レース前に馬場を歩いて確認しました。雨は止んでいましたが、風が吹いたことによって表面の水分が飛んで、粘土質で脚にまとわりつくような重たい馬場になりました。レースの運び方については騎手に一任しました。道中はスムーズに走れていましたし、最後の直線に向いて手応えも良かったですが、伸びきれなかったのはこの馬場をこなせなかったということだと思います。ディアドラは最後まで一生懸命に走ってくれました。日本の馬は少しの雨ならこなせると思いますが、これだけの雨量があると訓練と適性が求められると思います。フランスの重たい馬場はイギリスのそれとも別物で特殊な馬場でした。ファンの皆様には温かいご声援をいただき、本当にありがとうございました。

J.スペンサー騎手:道中もリラックスしていましたし、彼女の状態や走りには満足しています。ただパリロンシャンの芝コースは他のどの競馬場よりも深く、土がまとわりつくような感じで、いざ加速しようとした時に進んで行かず、これまでに経験したことのないものだったと思います。今回、騎乗機会をいただき感謝しています。


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