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短期免許制度の女性騎手成績要件を新設
2020年08月06日 09時53分
JRAが令和3年度調教師及び騎手免許試験要領の変更点、短期免許制度における女性騎手に対する成績要件の新設を発表した。詳細は以下の通り。
◆調教師、騎手免許試験要領の変更点
・騎手免許試験(新規)における視力に関する合格基準の見直し
矯正視力での受験を可とし、矯正器具を使用する場合はソフトコンタクトレンズのみ認めることに。
現行
視力(裸眼)が両眼で0.8以上、かつ、左右ともに0.5以上であること。
◎改正後
視力(矯正可)が両眼で 0.8以上、かつ、 左右ともに0.5以上であること。なお、矯正器具を用いる場合は、ソフトコンタクトレンズのみ使用可。
・「所定の実績のある外国の騎手」に対する騎手免許試験(新規)の見直し
「所定の実績のある外国の騎手」に対する騎手免許試験(新規)の第一次試験において、従来行っていた学力に関する筆記試験に加えて、日本語による会話能力を含めた口頭試験を併せて実施することに。
◆短期免許制度(外国の免許を受けている騎手に対する臨時試験による免許)における女性騎手に対する成績要件の新設
・中央競馬において女性騎手がより活躍できる環境を整えることを目的として、令和2年8月5日付けで短期免許制度の「申請者が必要とする騎乗実績」に、女性騎手に限定した成績要件を新設。
・短期免許制度の枠組み(同時期5名枠は変更なし)において、現行の成績要件に加えて以下に示す成績のいずれかを満たす女性騎手についても必要な騎乗実績を有しているものとし、短期免許の対象者として選考することに。
〈1〉 米国、加国の女性騎手は北米地区を本拠とし、過去2シーズンのうちのいずれかで女性騎手における北米賞金リーディング1位。ただし、当該シーズンの成績が10勝以上、かつ、北米賞金リーディング50位以内の場合に限る
〈2〉英国、仏国、愛国、香港、独国、新国の女性騎手はその本拠地において過去2シーズンのうちのいずれかで女性騎手におけるリーディング1位。ただし、当該シーズンの成績が10勝以上、かつ、英国、仏国にあってはリーディング50位以内、愛国にあってはリーディング30位以内、香港、独国、新国にあってはリーディング10位以内の場合に限る
〈3〉 豪州の女性騎手はニューサウスウェールズ州(NSW)またはヴィクトリア州 (VIC)のメトロポリタン競馬において過去2シーズンのうちのいずれかで女性騎手リーディング1位。ただし、当該シーズンの当該メトロポリタン競馬における成績が10勝以上、 かつ、リーディング30位以内の場合に限る
〈4〉当該年または過去2年でインターナショナル・カタロギング・スタンダーズのパートⅠに定める GⅠ競走に優勝した女性騎手