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３歳牝馬エネイブルが戴冠、日本の２頭は重馬場で精彩欠く
凱旋門賞(仏Ｇ１)
１０／１ シャンティイ ３歳以上牡牝
１着賞金２８５万７０００ユーロ 総賞金５００万ユーロ
芝２４００ｍ(右)souple(重)１８頭２：２８.６９
勝ち馬成績
２歳時 １戦１勝、３歳時 ７戦６勝
通算成績８戦７勝(主な勝ち鞍)凱旋門賞(仏Ｇ１)、英オークス(英Ｇ１)、キングジョージⅣ世＆クイーンエリザベスＳ(英Ｇ１)、ヨークシャーオークス(英Ｇ１)、愛オークス(愛Ｇ１)
・オーナー／ハリド・アブドゥラ殿下
・調教師／J.ゴスデン
・生産者／ジャドモントファームズ
・騎手／L.デットーリ
３番手を追走したエネイブルが残り４００ｍで力強く抜け出して快勝。Ｇ１・５連勝を達成し、英国調教の牝馬として初めてＧ１凱旋門賞制覇を果たした。２着に馬群の中から末脚を伸ばしたクロスオブスターズ。３着にエネイブルを直後でマークした英国のユリシーズ。日本から遠征したサトノダイヤモンド(C.ルメール騎手)は中団追走から伸び切れずに１５着。サトノノブレス(川田将雅騎手)は５、６番手グループから失速して１６着。悲願のＧ１凱旋門賞制覇は成らなかった。１２万ユーロ(約１５６０万円)の追加登録料を支払って出走したエネイブルは、２０１１年のキングジョージと２０１２年のＧ１英エクリプスＳを制したナサニエルの産駒。６／２のＧ１英オークス(芝１２ハロン６ヤード)でロウドデンドロンに５馬身差をつけてＧ１初勝利を挙げ、続く７／１５のＧ１愛オークス(芝１２ハロン)も５馬身半差の圧勝。７／２９のキングジョージ(芝１１ハロン２１１ヤード)で初の古馬対戦もユリシーズ以下に４馬身半差をつけて勝利し、８／２４の英Ｇ１ヨークシャーオークス(芝１１ハロン１８８ヤード)は僚馬コロネットに５馬身差をつけて逃げ切っていた。３歳牝馬が同一年にキングジョージとＧ１凱旋門賞を制するのは史上初(３歳牡馬はミルリーフ、ダンシングブレーヴUSA、ラムタラUSA)。ランフランコ・デットーリ騎手(４６歳)は１９９５年のラムタラUSA、２００１年のサキー、０２年のマリエンバードIRE、１５年のゴールデンホーンに続くＧ１凱旋門賞５勝目で、最多勝騎手となった。ジョン・ゴスデン調教師(６６歳)はゴールデンホーンに続く２度目の制覇。陣営は来年の現役続行を示唆しているが、近日中に最終的な結論を出したいとしている。
