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これぞダート世界一の走り、アロゲートが追い込んで快勝

ドバイワールドカップ(首G1)
3/25 メイダン
北半球産4歳以上・南半球産3歳以上
1着賞金600万ドル 総賞金1000万ドル
ダ2000m(左)muddy(重)14頭2:02.15
勝ち馬のセール履歴と成績
2014キーンランド9月 560,000ドル
3歳時 6戦5勝、4歳時 2戦2勝
通算成績8戦7勝(主な勝ち鞍)BCクラシック(米G1)、ペガサスワールドカップ招待S(米G1)、トラヴァーズS(米G1)、ドバイワールドカップ(首G1)
・オーナー/ジャドモントファームズ
・調教師/B.バファート
・生産者/クリアスカイファームズ
・騎手/M.スミス
スタート直後に両脇から挟まれ、一旦最後方まで下がったアロゲートが、最終コーナー手前からのロングスパートでポジションを上げると、直線でものの違いを見せつけるような末脚を発揮して優勝。昨年のワールドベストレースホースランキングで首位に立った最強馬に相応しいパフォーマンスを演じた。2着に2番手から早目に先頭に立ったガンランナー。3着に3番手でレースを進めたG1ペガサスワールドC招待S3着のネオリシックが入り、3着までを米国調教馬が占めた。4着に昨年のG1ドバイワールドCで2着に入った南アフリカのムブタヒージ。アウォーディーUSA(武豊騎手)は日本調教馬で最先着の5着。昨年のG2UAEダービーの覇者ラニUSA(R.ムーア騎手)は最後方から8着。アポロケンタッキーUSA(C.ルメール騎手)は9着。ゴールドドリーム(J.モレイラ騎手)は最下位14着に敗れた。
勝ったアロゲートは、1995年の米G1BCジュヴェナイルと96年の米G1フロリダダービーを制したアンブライドルズソングの産駒。昨年4月のデビュー戦は3着に敗れたが、その後はここまで7連勝。13馬身半差で圧勝した8月のG1トラヴァーズSでは、サラトガ競馬場ダ10ハロンのコースレコードを37年ぶりに更新し、11月のG1BCクラシック(ダ10ハロン)で古馬王者のカリフォルニアクロームを完封。今年は1/28の総賞金1200万ドル(約13億2000万円)の世界最高賞金競走G1ペガサスワールドC招待S(ダ9ハロン)を楽勝してここに臨んでいた。アロゲートはこの勝利で収得賞金が1708万4600ドル(約18億7900万円)となり、デビューから1年かからずにカリフォルニアクロームの北米の歴代収得賞金記録1475万2650ドル(約16億2300万円)を更新した。マイク・スミス騎手(51歳)はG1ドバイワールドC初制覇、ボブ・バファート調教師(64歳)は1998年のシルバーチャームUSA、2001年のキャプテンスティーヴUSAに続く3勝目となった。


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