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ナイキストが無敗で戴冠、武豊騎乗のラニUSAは9着に

ケンタッキーダービー(米G1)
5/7 チャーチルダウンズ 3歳
1着賞金163万1600ドル 総賞金239万1600ドル
ダ10ハロン(左)fast(良)20頭2:01.31
勝ち馬セール履歴と成績
2013キーンランド11月 180,000ドル
2014キーンランド9月 230,000ドル
2015ファシグティプトン・フロリダ 400,000ドル
2歳時 5戦5勝、3歳時 3戦3勝
通算成績8戦8勝(主な勝ち鞍)ケンタッキーダービー(米G1)、BCジュヴェナイル(米G1)、フロリダダービー(米G1)、フロントランナーS(米G1)、デルマーフューチュリティ(米G1)、ベストパルS(米G2)、サンヴィセンテS(米G2)
・オーナー/レダムレーシング
・調教師/D.オニール
・生産者/サマーヒルファーム
・騎手/M.グティエレス
前半800m通過45秒72の速い流れを3番手で追走したナイキスト(1人気、単勝3.3倍)が、直線入り口で先頭に立ち、後続の追撃を完封。2008年のビッグブラウン以来、史上8頭目となる無敗での戴冠を果たした。2着に後方追走から直線で外に持ち出して伸びたG1サンタアニタダービーの勝ち馬イグザジェレイター。3着にレース途中から主導権を握ったG2ルイジアナダービーの覇者ガンランナー。14番人気(単勝30.3倍)で出走したラニUSA(武豊騎手)は、出遅れて後方に待機。最終コーナーで大外に振られ、直線で盛り返したが勝ち馬から約10馬身半差の9着に敗れた。勝ったナイキストは2010年の米最優秀2歳牡馬で昨年の北米2歳リーディングサイアーに輝いたアンクルモーの初年度産駒。昨年は6月のデビューからG1BCジュヴェナイル(ダ8.5ハロン)まで5連勝して、父と同様に無敗で米最優秀2歳牡馬のタイトルを獲得した。今年は2/15のG2サンヴィセンテS(ダ7ハロン)に勝利して、4/2の前走G1フロリダダービー(ダ9ハロン)も快勝。同レースではファシグティプトン社フロリダ2歳トレーニングセールの取引馬に用意された100万ドル(約1億1000万円)の優勝ボーナスを手にして、三冠の初戦に臨んでいた。オーナーのレダムレーシング、ダグ・オニール調教師、マリオ・グティエレス騎手のチームは2012年のアイルハヴアナザーUSA(新冠町ビッグレッドファーム繋養)以来となる2度目の制覇となった。
ナイキストは、レースの2日後にボルチモア州ピムリコ競馬場に到着。5/21のG1プリークネスS(ピムリコ、ダ9.5ハロン)で三冠への第2関門に挑む。同レースにはG1ケンタッキーダービーから2着のイグザジェレイター、3着のガンランナーらも出走を予定する。9着に終わったラニUSAは、レースの2日後に、空路で三冠最終戦G1ベルモントSの舞台でもあるニューヨーク州ベルモントパーク競馬場に移動。日本調教馬初となるG1プリークネスS出走に向けて、ピムリコ競馬場まで陸路で4時間程度で輸送できる新たな拠点で調整が進められている。


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