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三冠馬アメリカンフェイロア、圧勝劇でグランドスラム達成
ＢＣクラシック(米Ｇ１)
１０／３１ キーンランド ３歳以上
ダ１０ハロン(左)fast(速)８頭レコード２：００.０７
勝ち馬セール履歴と成績
２０１３ファシグティプトン・サラトガセレクティド ３００,０００ドル
２歳時 ３戦２勝、３歳時 ８戦７勝
通算成績１１戦９勝(主な勝ち鞍)ＢＣクラシック(米Ｇ１)、ケンタッキーダービー(米Ｇ１)、プリークネスＳ(米Ｇ１)、ベルモントＳ(米Ｇ１)、ハスキル招待Ｓ(米Ｇ１)、アーカンソーダービー(米Ｇ１)、デルマーフューチュリティ(米Ｇ１)、フロントランナーＳ(米Ｇ１)、レベルＳ(米Ｇ２)
・オーナー／ザイヤットステーブルズ
・調教師／B.バファート
・生産者／ザイヤットステーブルズ
・騎手／V.エスピノーザ
敢然とハナを切ったアメリカンフェイロア(１人気、単勝１.７倍)が、最終コーナー手前で後続を引き離しにかかり、直線を独走。コースレコードを更新し、２００２年のヴォルポニに並ぶレース最大着差(６馬身半)で引退の花道を飾った。２着に２番手でレースを進めたＧ２サバーバンＨの勝ち馬エフィネクス。３着に最後方から追い込んだＧ１ホイットニーＳの覇者オナーコード。Ｇ１パシフィッククラシックＳなど８連勝中だった牝馬ビホルダーは調教後に肺に出血が認められて出走を取り消し。Ｇ１オーサムアゲインＳ優勝のスムーズローラーは左前肢の腱を痛めて回避した。
勝ったアメリカンフェイロアは２０１６年の交配料が今年の５万ドル(約６００万円)から１２万５０００ドル(約１５００万円)にアップするパイオニアオブザナイルの産駒。昨年はＧ１デルマーフューチュリティ(AW７ハロン)とＧ１フロントランナーＳ(ダ８.５ハロン)を制して米最優秀２歳牡馬に輝いた。今年は重賞を２連勝して臨んだ５／２のＧ１ケンタッキーダービー(ダ１０ハロン)を快勝。５／１６のＧ１プリークネスＳ(ダ９.５ハロン)と６／６のＧ１ベルモントＳ(ダ１２ハロン)を逃げ切って、アファームド以来３７年ぶり、史上１２頭目の米三冠を達成した。その後は８／２のＧ１ハスキル招待Ｓ(ダ９ハロン)を制したが、８／２９の前走Ｇ１トラヴァーズＳはキーンアイスに差し切られ、生涯２度目の敗戦を喫していた。この後はケンタッキー州アシュフォードスタッドに種牡馬入りする。ヴィクター・エスピノーザ騎手はこのレース初勝利(ＢＣは通算３勝目)。ボブ・バファート調教師は昨年のバイエルンに続く連覇(２勝目)でＢＣ通算は歴代２位の１２勝目となった。
