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トレヴの3連覇はならず、3歳ゴールデンホーンが戴冠

凱旋門賞(仏G1)
10/4 ロンシャン 3歳以上牡牝
芝2400m(右)bon(稍良)17頭2:27.23
勝ち馬成績
2歳時 1戦1勝、3歳時 7戦6勝
通算成績8戦7勝(主な勝ち鞍)英ダービー(英G1)、英エクリプスS(英G1)、愛チャンピオンS(愛G1)、凱旋門賞(仏G1)、ダンテS(英G2)
・オーナー/A.オッペンハイマー
・調教師/J.ゴスデン
・生産者/ハズクーム&ヴァリアントスタッズ
・騎手/L.デットーリ
スタート後に一旦馬群の外に出した英国調教馬ゴールデンホーン(3人気、単勝6.2倍)が、徐々に内に進路を取り、トレヴ陣営が用意したペースメーカー(シャハー)の直後に潜り込んで2番手を追走。最後の直線では満を持して先頭に立って優勝した。12万ユーロ(約1620万円)の追加登録を実らせ、欧州中長距離の頂点に立った。好位の外でレースを進めたフリントシャーが昨年に続いて2着。3着に仏ダービー馬ニューベイ。史上初の3連覇がかかったトレヴは、中団やや後方の外につけて直線も伸びたが、4着に敗退。レース後に引退と来年からの繁殖入りが発表された。勝ったゴールデンホーンは、2009年の欧州年度代表馬に輝いたシーザスターズ(G1英2000ギニーからG1・6連勝でG1凱旋門賞に優勝)を送るケープクロスの産駒。昨年10月のデビューから無傷の4連勝で6/6のG1英ダービー(芝12ハロン10ヤード)を制覇。その後、7/4のG1英エクリプスS(芝10ハロン7ヤード)は逃げ切って、連勝を5に伸ばした。8/19のG1英インターナショナルSは伏兵アラビアンクイーンを捉え切れず初の敗戦(2着)を喫したが、9/12の前走G1愛チャンピオンS(芝10ハロン)で巻き返しに成功し、大一番に臨んでいた。ゴールデンホーンとフリントシャーは10/31の米G1BCターフ(キーンランド、芝12ハロン)で再戦の見込み。モハメド殿下が権利の半分を取得したゴールデンホーンは、来春より英ダルハムホールスタッドで種牡馬入りすることが予定されている。見事な手綱さばきでゴールデンホーンを勝利に導いたランフランコ・デットーリ騎手は、2002年のマリエンバードIRE以来13年ぶりのG1凱旋門賞制覇。4勝はオリビエ・ペリエ騎手、ティエリ・ジャルネ騎手、イヴ・サンマルタン騎手ら6人と並ぶ最多勝タイとなった。昨年、1番人気となった英オークス馬タグルーダで3着に敗れた英ジョン・ゴスデン調教師は8度目の挑戦にして初制覇となった。


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