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トレヴが36年ぶり連覇達成、日本馬最先着はハープスターの6着

凱旋門賞(仏G1)
10/5 ロンシャン 3歳以上牡牝
芝2400m(右)bon(稍良)20頭2:26.05
勝ち馬成績
2~3歳時 5戦5勝、4歳時 4戦1勝
通算成績9戦6勝(主な勝ち鞍)凱旋門賞(仏G1)2回、ディアヌ賞(仏G1)、ヴェルメーユ賞(仏G1)
・オーナー/アルシャカブレーシング
・調教師/C.ヘッド=マアレク
・生産者/ケネー牧場
・騎手/T.ジャルネ
3番の好枠を生かし、内ラチ沿いの馬群中団でレースを進めたトレヴが直線で鋭く抜け出して快勝。1977、78年のアレッジド以来となる6頭目(牝馬では1936、37年のコリーダに次いで史上2頭目)の連覇を達成した。2着に中団から伸びた昨年のG1パリ大賞の勝ち馬フリントシャー。今年のG1英オークスと“キングジョージ”を制したタグルーダは先行策から直線外でじわじわと伸びたが3着まで。4着に2番手から粘ったG1英セントレジャーの勝ち馬キングストンヒルが入った。日本から参戦した3頭はそろって後方に控え、直線で大外から末脚を伸ばしたハープスター(川田将雅騎手)の6着が最高。内を突いたジャスタウェイ(福永祐一騎手)は伸び切れず8着。最後方から末脚に賭けたゴールドシップ(横山典弘騎手)は14着に敗れた。
勝ったトレヴは2005年の英ダービー馬モティヴェーターの産駒。昨年のG1凱旋門賞はオルフェーヴル相手に5馬身差の圧勝劇を演じ、無傷の5連勝を達成。欧州年度代表馬と最優秀3歳牝馬のタイトルを手にした。今年は4月のG1ガネー賞でシリュスデゼーグルFRの2着に敗れて初黒星を喫すると、6月の英G1プリンスオブウェールズSもザフーガの3着に敗退。その後に背中の筋肉を痛めたことが判明し、夏場を休養に充てた。復帰戦となった9/14のG1ヴェルメーユ賞はスローペースを最後方から追い込み切れずに4着に敗れ、人気(当日は7番人気、単勝15.4倍)を落としていた。女性調教師クリケット・ヘッド=マアレク(65歳)は1979年のスリートロイカス、昨年に続いてG1凱旋門賞は3度目の勝利。ティエリ・ジャルネ騎手(47歳)はトレヴの他、1992年のスボーティカ、1994年のカーネギーGBで優勝しており、オリビエ・ペリエ騎手、パット・エデリー元騎手ら5人と並ぶ凱旋門賞最多タイ勝利騎手となった。なお、同馬は史上初となる凱旋門賞3連覇を目標に来年も現役を続行する。


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