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威風堂々!キャメロット2冠、ニジンスキー以来の三冠も視野に

英ダービー(英G1)
6/2 エプソムダウンズ 3歳牡牝
芝12ハロン10ヤード(左)good to firm(良)9頭2:33.90
勝ち馬成績
2歳時 2戦2勝、3歳時 2戦2勝
通算成績4戦4勝(主な勝ち鞍)英ダービー(英G1)、英2000ギニー(英G1)、レーシングポストトロフィー(英G1)
・オーナー/D.スミス他
・調教師/A.オブライエン
・生産者/アブドゥラ・ビン・イサ殿下
・騎手/J.オブライエン
1907年以来、105年ぶりの少頭数(9頭立て)で行われたG1英ダービーは、後方2番手でどっしりと構えたキャメロット(1人気、単勝1.6倍)が直線で外から豪快に突き抜けて5馬身差で圧勝。2009年シーザスターズ以来の英2冠を4戦無敗で達成した。日本軽種馬協会静内種馬場で供用中のアルデバラン2USAの産駒で、G3英ダービートライアルSの勝ち馬メインシークエンスが後方から渋太く追い上げて2着に入った。勝ったキャメロットは今年3月に16歳で死亡したモンジューIREが送った4頭目の英ダービー馬。一昨年のタタソールズ社オクトーバー・イヤリング・セールで52万5000ギニー(当時約7170万円)でクールモアに購買された。昨年7月のデビュー戦(芝8ハロン)を2馬身差で制すと、続く10月のG1レーシングポストトロフィー(芝8ハロン)も後方から鮮やかに差し切って2歳シーズンを終了。ぶっつけで臨んだ5/5の前走G1英2000ギニー(芝8ハロン)は後方から馬群を割って伸びて、フランスからの遠征馬フレンチフィフティーンをクビ差斥けていた。次走候補には6/30のG1愛ダービー(カラ、芝12ハロン)が挙げられており、その先には1970年のニジンスキー以来となる英三冠のかかるG1英セントレジャー(9/15、ドンカスター、芝14ハロン132ヤード)出走も視野に入っている。なお、鞍上ジョセフ・オブライエン騎手(19歳)は2度目の挑戦で初勝利。その父で管理するエイダン・オブライエン調教師(42歳)は2001年ガリレオ、2002年ハイシャパラルで連覇して以来10年ぶり3度目の優勝となった。オブライエン調教師は5月のG1英1000ギニーをホームカミングクイーン、前日のG1英オークスをワズで制しており、英国3歳クラシックの完全制覇にも王手をかけた。


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