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欧米生産界に復調ムード、主要セールで景気回復が目立つ
欧米のサラブレッド市場が２００８年のリーマンショック後の低迷から徐々に立ち直りつつある。米国ではファシグティプトン社、キーンランド協会による繁殖牝馬を中心とした１１月の各セールがともに好調。特にキーンランド協会ノヴェンバーブリーディングストックセール（１１／７～１７）では、今年のＧ１ＢＣレディーズクラシックを制したロイヤルデルタが同セール史上３番目の８５０万ドル（約６億６３００万円）で落札されるなど、高額馬が続出した。落札総額は２億８５１万１２００ドル（約１６６億８１００万円、前年比＋４１．５％）。平均価格と中間価格も前年比４０％以上の伸びを記録した。また、英国のタタソールズ社ディセンバーブリーディングストックセール（１１／２８～１２／１）も顕著な回復傾向を見せた。落札総額は４４１２万１５００ギニー（約５６億５２００万円）で前年比２７．７％増。平均価格、中間価格も昨年から２０％以上の上昇を示した。
