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ヴィクトワールピサが快挙、ドバイワールドカップを制す
ヴィクトワールピサ（牡４、栗東･角居勝彦厩舎）が世界最高の１着賞金６００万ドル（約４億８０００万円）を誇るＧ１ドバイワールドＣを制した。２着にもトランセンド（牡５、栗東･安田隆行厩舎）が入って日本調教馬がワンツーフィニッシュ。東日本大震災直後の日本に明るいニュースを届けた。日本調教馬による海外Ｇ１のワンツーフィニッシュは２００７年のＧ１シンガポール航空国際Ｃ（１着シャドウゲイト、２着コスモバルク）以来、４度目のこと。ヴィクトワールピサはその後、香港のＧ１クイーンエリザベス２世ＣとフランスのＧ１凱旋門賞を脚部不安で回避。再び世界の檜舞台でその実力を見せることは叶わなかったが、復帰戦となった１１月のＧ１ジャパンＣでその勇姿を日本のファンの前に披露した。一方のトランセンドは帰国後に南部杯とＧ１ジャパンＣダートと２つの大レースに優勝。来年のＧ１ドバイワールドＣで主役となるべく２度目の海外遠征が計画されている。
