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薬物追放に向け一歩前進、BC当日のラシックス投与禁止に

米ブリーダーズカップ社は7/14、ブリーダーズカップ開催当日のラシックス(※)投与を禁止することを発表した。規制は来年と再来年の2段階で行われ、2012年は2歳馬による5つの競走が対象。2013年からは全てのBCレースに適用される。ラシックスは北米(アメリカ、カナダ)を除くほとんどの競馬開催国でレース当日の投与が禁止されており、以前より国外から批判的な声が挙がっていた。米国でも近年、新たな薬物規制の気運が高まっており、今年3月には各州の競馬を統括する委員会の集まりである北中米競馬委員会協会(Association of Racing Commissioners International)が5年以内にレース当日の薬物使用を撲滅する提案を行っていた。
※ラシックス…鼻出血や肺出血の予防を目的に使われる利尿剤。主成分はフロセミド。米国では90%以上の競走馬に投与されている。本来の目的以外にも競走能力の向上や利尿作用を利用して禁止薬物の痕跡を消すために使われているという疑いがある。


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