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米競馬博物館名誉の殿堂、過去の名馬・功労者を発表

米競馬博物館名誉の殿堂「過去の名馬・功労者」部門の顕彰馬、顕彰者が6/3に発表された。これは引退から25年以上が経過した人馬を対象とするもので、有識者12人で構成される過去の名馬・功労者評価委員会の協議と推薦で決められる。今年、殿堂入りしたのはいずれも19世紀に活躍した人馬となった。なお、「近年の名馬・功労者」部門は5月に発表されており、オープンマインドUSA、セーフリーケプト、スカイビューティの3頭とジェリー・ホレンドーファー調教師が殿堂入り表彰を受けている。
【2011年顕彰馬・顕彰者】
〈過去の名馬・功労者〉
★デュークオブマジェンタ
牡 1875年生 鹿毛 米国ケンタッキー産
米で2~3歳時に19戦15勝。3歳時(1878年)にプリークネスS、ベルモントS、トラヴァーズSなどを制し、12戦11勝の成績を収めた。その後、英国遠征を目指したが、船での輸送中に病気にかかって帰国。復帰することなく、そのまま引退した。父レキシントンは米近代競馬黎明期の大種牡馬。
★シルビー・“パイク”・バーンズ(騎手)
1871年生まれ。1888、89年に北米リーディングジョッキーに輝いた。88年には208勝を挙げて、北米騎手で初の年間200勝を達成。1890年にバーリントンでベルモントS、シナロアでアラバマSを制した。1891年以降は徐々に表舞台から退き、1908年に37歳の若さでこの世を去った。
★マシュー・バーンズ(調教師)
調教助手として競馬の世界に入り、ジェイコブ・ピンカス師(1988年に殿堂入り)の元で経験を積んで独立。1881年にのちの殿堂馬パロールの管理を引き継ぐなど早くから名声を得る。主な管理馬にサルヴァトール(殿堂馬、サバーバンH)、フィレンツェ(殿堂馬、レディーズH)、スコティッシュチーフテン(ベルモントS)など。1933年に80歳で死去。


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