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心をひとつに 岩手競馬が開幕

東日本大震災の影響により3月下旬から開催を見合わせていた岩手競馬が、5月14日(土)の盛岡開催から再開し、『がんばろう東北 心をひとつに 岩手競馬』をスローガンに2011年度シーズンが開幕した。
時折り雨も降るあいにくの空模様の中、ファンが開門前から列を作り、開幕への期待感を伺わせていた。
開幕セレモニーでは、騎手や関係者一同がパドックに集まり、東日本大震災の犠牲者への黙とう、菅原勲騎手部会会長による挨拶、副管理者の盛岡市長による開幕宣言などが行われた。
降り続いていた雨もレース直前に上がり、天気も岩手競馬の開幕を祝福しているようであった。
記念すべき開幕レースを制したのは、菅原勲騎手が手綱を取ったディテール号(牝4歳、佐藤晴記厩舎)。挨拶の中で「競馬で岩手を元気にしたい」とコメントしていた菅原騎手の気持ちが伝わってくるような騎乗ぶりだった。
今開催は、5月14~16・21~23日の6日間で行われ、前半(14~16日)は入場無料で来場者プレゼントや各種イベントも予定されている。
復興支援の取り組みについては、開幕3日間の28レースを津波による被災市町村を応援する冠競走として実施(協賛:岩手競馬騎手部会および楽天競馬)し、冠レースの対象市町村に各10万円が義援金として贈られるほか、盛岡競馬場・水沢競馬場および場外発売所に募金箱を設置して義援金を募るとのこと。


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