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日本馬はG1馬3頭の強力な布陣

【ドバイワールドカップ】
日本からは2004年に並ぶ最多タイの3頭が出走。しかもその全てがG1勝ち馬という強力な布陣だ。悲願のG1ドバイワールドC制覇への期待が高まっている。
ブエナビスタは昨年のG1ドバイシーマクラシックで2着に健闘した。2度目のドバイ遠征となる今回は昨年の経験が生きそうだ。昨年10月のG1天皇賞・秋での鮮やかな勝利を見る限り、2000mはベストの距離。大仕事を期待したい。牝馬が勝てば、レース史上初の快挙となる。
ブエナビスタをG1有馬記念で下したのがヴィクトワールピサ。壮行レースとなった前走のG2中山記念でも桁違いの強さをアピールした。充実一途と言える。ブエナビスタとの対戦成績は1勝1敗。ドバイの地で雌雄を決する。
トランセンドはG1ジャパンカップダート、G1フェブラリーSとダートG1を連勝。勢いに乗っての参戦だ。特に前走のG1フェブラリーSは道中プレッシャーをかけ続けられる苦しい展開の中での逃げ切り勝ち。本格化した感がある。
日本馬3頭とは違い、すでに現地のオールウェザーでレースを経験した英国のトゥワイスオーヴァーが強敵。休み明けで臨んだ昨年は10着に敗れたが、今年は現地の前哨戦G2マクトゥームチャレンジラウンド3を使って快勝している。G1英チャンピオンSを連覇した強豪が万全の状態で出走してきそうだ。英ブックメーカーは3.5~4.5倍の1番人気に推している。
南アフリカのボールドシルヴァノは今年2月のG3マクトゥームチャレンジラウンド2の覇者。休み明けで初のオールウェザー馬場という条件の中で、好位から一気に抜け出した。しかし、その後に予定していたG2マクトゥームチャレンジラウンド3を脚部に外傷を負ったため回避。状態面に多少の不安を残す。
愛国のケープブランコは昨年、G1愛ダービーとG1愛チャンピオンSに優勝。G1愛チャンピオンSでは逃げてトゥワイスオーヴァー(3着)に5馬身以上の差をつけた。その実力は侮りがたい。エイダン・オブライエン師にとっては初めてのG1ドバイワールドC出走馬となる。
米国のジオポンティは芝のG1に6勝。一昨年、昨年と2年続けて米最優秀芝牡馬に輝いた。オールウェザーでも実績があり、一昨年のG1BCクラシック(2着)、昨年のG1ドバイワールドC(4着)ではいずれもトゥワイスオーヴァーに先着している。
そのほかにも米国のダートG1で上位争いをしてきたフライダウン、ゴールドティアラUSAの半弟で芝のG1勝ち馬ポエツヴォイス、オールウェザーの米G1を3勝しているリチャーズキッドといった実力馬が出走予定。


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