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7冠馬テイエムオペラオーがレックススタッドに移動

日高町のテイエム牧場日高支場に繋養されていた7冠馬テイエムオペラオー(牡14歳、父オペラハウス)が11月1日、新ひだか町のレックススタッドに移動した。来シーズンは7月まで同スタッドで種牡馬生活を送る。
同馬の競走成績は26戦14勝。1999年のクラシックではアドマイヤベガ、ナリタトップロードとともに3強と称され、G1皐月賞は同馬が、G1ダービーはアドマイヤベガが、G1菊花賞はナリタトップロードが制し、それぞれ一冠ずつを分け合った。2000年になると連勝街道を走り、G1天皇賞・春、G1宝塚記念、G1天皇賞・秋、G1ジャパンC、G1有馬記念を含め重賞8連勝を記録し、JRA年度代表馬のタイトルを獲得。さらに翌01年にはG1天皇賞・春を連覇し、史上初の天皇賞3連覇を成し遂げた。引退するまでに18億3518万9000円と、日本歴代最高額を稼ぎ出した。
2002年に浦河町のイーストスタッドで種牡馬入り。翌年からは日高町のHBA日高軽種馬農協門別種馬場で供用されていたが、同種馬場の閉鎖に伴い竹園正継オーナー所有の牧場へ移り、英気を養っていた。主な産駒はテイエムトッパズレ(JG2京都ハイジャンプ)、テイエムエース(JG2東京ハイジャンプ)など、障害での活躍馬が目立っている。
7冠馬を積んだ馬運車が到着すると、レックススタッドの種牡馬たちは一斉に嘶いて出迎え。新天地に足を踏み入れた同馬も大きく雄叫びを上げ、自らの存在を誇示した。
迎え入れた同スタッドでは「これだけの名馬を預かれるのは光栄。来年の種付シーズンが終わるまで責任は重大ですが、しっかり世話をしていきたい」と笑顔を見せていた。


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