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第136回ケンタッキーダービー、ボレル騎手が連覇

〇ケンタッキーダービー(米G1)
5/1 チャーチルダウンズ 3歳
総賞金218万5200ドル 1着賞金142万5200ドル
ダート10ハロン(左) Sloppy(不良) 20頭 2分04秒45
1.スーパーセーヴァー
牡3 鹿毛 126ポンド 米国ケンタッキー産
父マリアズモン
母スーパーチャージャー
母の父エーピーインディ
2.アイスボックス
(牡3 126ポンド 父プルピット)
3.パディオプラド
(牡3 126ポンド 父エルプラド)
着差:2-1/2、クビ、2
・馬主/ウィンスターファーム
・調教/T.プレッチャー
・生産/ウィンスターファーム
・騎手/C.ボレル
レース直前まで降り続いた雨で、馬場に水が浮くコンディションとなった今年のG1ケンタッキーダービー。4番枠からスタートして5~6番手を進んだスーパーセーヴァー(2番人気、単勝9.0倍)が、直線手前でバテた馬を交わすために少し外に持ち出した以外は内ラチ沿いをピタリと回り、直線で抜け出した。
鮮やかな手綱さばきを見せたカルヴァン・ボレル騎手は、昨年のマインザットバードに続く勝利で史上5人目となる連覇を達成し、2007年のストリートセンスと合わせてこのレース3勝目。米チャンピオントレーナー4回の実績を誇るトッド・プレッチャー調教師は、4/25に厩舎のエース格であったG1ウッドメモリアルSの勝ち馬エスケンデレヤが左前肢の故障で戦線から離脱する不幸に見舞われたが、2000年の初挑戦(4頭で参戦もインピーチメントの3着が最高)から10年を経て、念願のG1ケンタッキーダービー制覇を果たした。
2着に後方2番手追走から直線で大外を追い上げたG1フロリダダービー勝ち馬アイスボックス。3着に中団から徐々にポジションを上げていったG1ブルーグラスS2着馬パディオプラド。不利とされる最内枠を引いたこともあって、史上最も高いオッズ(7.3倍)での1番人気となった昨年の米最優秀2歳牡馬ルッキンアットラッキーはスタート後に他馬と接触し、後方に下がる不利があって6着。牝馬デヴィルメイケアは直線入り口で3番手につけたが、直線半ばですでに余力なく10着。G1サンタアニタダービーまで重賞3連勝を飾り、3番人気(10.5倍)に支持されたシドニーズキャンディは大外20番枠スタートから2番手にとりついたが、大きくバテて18着に終わった。
勝ったスーパーセーヴァーは昨年9月、今回と同じ不良馬場でのレースとなったデビュー2戦目を7馬身差で圧勝。11月にはG1ケンタッキーダービーと同じチャーチルダウンズ競馬場で行われたG2ケンタッキージョッキークラブSでも5馬身差の楽勝と、不良馬場とコースへの適性はともに文句なし。今季は3/13のG3タンパベイダービーが逃げてオデュッセウスの3着、4/10の前走G1アーカーンソーダービーは逃げたラインオブデイヴィッドを2番手から交わせず2着に終わっていた。次走は2冠がかかる5/15のG1プリークネスS(ピムリコ、ダート9.5F)。


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