ニュース

海外 その他

米キーンランド協会2歳セール、中間価格上昇など明るい兆し

米キーンランド協会4月2歳トレーニングセールが4/5、ケンタッキー州で開催された。平均価格は昨年を下回ったが、売却率・落札総額・中間価格(※)は昨年を上回り、景気回復の兆しをうかがわせる結果となった。特に中間価格の上昇は、いわゆる「投げ売り」が抑えられた結果と見られており、同協会も良い兆候ととらえている。最高価格馬は、4/1の公開調教で3ハロン33秒8の好タイムを出した母ムーンライトソナタの牡馬(父ベルナルディーニ)。ジェス・ジャクソン氏(名義はストーンストリートステーブルズ)が、62万5000ドル(約5940万円)で落札した。また、ノーザンファーム代表の吉田勝己氏が、母ホワールウインドシャーロットの牡馬(父マリブムーン)を、2番目の高値になる57万5000ドル(約5460万円)で落札している。
※中間価格=全落札馬を価格順に並べた際に、真ん中の順位にくる馬の落札額。今回のセールでは落札馬が71頭なので、36位の馬が落札された額。平均価格同様、セール全体の価格水準を示す。飛び抜けた高額落札馬が出た場合にも影響を受けないため、市況によってはより優れた指標となる。
◇2010年キーンランド協会4月
2歳トレーニングセール結果(前年比)
上場頭数112頭(-5頭)
落札頭数71頭(+5頭)
売却率63.4%(+7.0ポイント)
落札総額12,013,000ドル(+1.8%)
平均価格169,197ドル(-5.4%)
中間価格135,000ドル(+14.9%)


ニュース一覧

  • 全て
  • 中央
  • 地方
  • 海外