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グロリアデカンペオンに凱歌/DWC

○ドバイワールドカップ(首G1)
3/27 メイダン 北半球産4歳以上・南半球産3歳以上
総賞金1000万ドル 1着賞金600万ドル
オールウェザー2000m(左)(良) 14頭 2分03秒83
1.グロリアデカンペオン
牡6 鹿毛 57キロ ブラジル産
父インプレッション
母オーダシティ
母の父クラックソン
2.リザーズディザイア
(セン4 57キロ 父リザードアイランド)
3.アリバー
(牡4 57キロ 父キングズベスト)
着差:ハナ、短頭、1-1/4
・馬主/エストレラエネルギアステーブルズ
・調教/P.バリー
・生産/サンタレム牧場
・騎手/T.ペレイラ
舞台が新競馬場・メイダンのオールウェザーに変わり、総賞金は昨年までの600万ドル(約5億4000万円)から一気に1000万ドル(約9億円)までアップ。第15回目にして、新しく生まれ変わったG1ドバイワールドCを制したのは、仏調教のブラジル産馬グロリアデカンペオンだった。
ゆったりとしたペースでレースを先導したグロリアデカンペオンは、直線で追い出されて機敏に反応。逃げ込みを図ったところに、道中はグロリアデカンペオンの直後を追走していたアリバーと、後方追走から残り200mで一気に伸びたリザーズディザイアが襲い掛かって写真判定となったが、1着はグロリアデカンペオン。南アG3勝ち馬で、前走G2マクトゥームチャレンジラウンド3・5着のリザーズディザイアがハナ差で2着。同レースの4着馬で、前々走G3マクトゥームチャレンジラウンド2を制していたアリバーが短頭差の3着。レース前の評判が決して高くなかった3頭が上位を占め、意外な結末になった。
アリバーから1-1/4馬身開いた4着が、戦前は勝利に最も近い存在と目されていた昨年の米最優秀古馬・芝牡馬ジオポンティ。後方追走から直線で大外を伸びたが、好位から脚を伸ばした英セントレジャー馬マスタリーを短頭差交わすのが精一杯だった。
その他の有力馬では、オールウェザー馬場のG1米グッドウッドSを制した英調教馬ヒターノエルナンドが6着。中位から差を詰めようというところで進路が塞がる場面もあった。G1BCクラシック3着の英調教馬トゥワイスオーヴァーが10着。4番手から伸びかけたが、残り200mで勢いを失った。栗東・松永幹夫厩舎のレッドディザイアは11着。道中で馬群に揉まれたせいか、力んだような走りで、前走G2マクトゥームチャレンジラウンド3・1着時の切れ味は見られなかった。G1・4勝の仏調教馬ヴィジオンデタは12着。後方のまま見せ場がなかった。
勝ったグロリアデカンペオンは、メイダン開幕日の重賞・G3マクトゥームチャレンジラウンド1の覇者だが、3/4の前走G2マクトゥームチャレンジラウンド3では、逃げ粘ったところをレッドディザイアに差されて2着だった。元はブラジル調教馬で、8戦5勝(重賞2勝、G1で3着2回)ののちに、現在所属する仏パスカル・バリー厩舎に移籍。G1ドバイワールドCには3年連続の参戦で、一昨年はカーリンから16馬身半差の8着、昨年はウェルアームドから14馬身差の2着だった。


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