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最高の一年を最後の一年に、マイケル・キネーン騎手が引退

愛チャンピオンジョッキー13回の名手マイケル・キネーン騎手(50歳)が12/8、引退を表明した。G1凱旋門賞など無傷のG1・6連勝を記録したシーザスターズとともに過ごした今年こそが、騎手生活に幕を下ろす最高のタイミングと決断したためで、フィジカル面には問題がないという。今後の予定はまだ明らかにされていない。キネーン騎手は59年6月22日、障害騎手として活躍したトミー・キネーン氏の息子として生まれ、75年にデビュー。78年に愛見習い騎手チャンピオンとなり、82年にクラシック初制覇(G1愛2000ギニー、ダラモナーク)を果たした。83年からはダーモット・ウェルド厩舎の主戦として活躍。99年からはクールモアグループのファーストジョッキーを務め、ジャイアンツコーズウェイ、ロックオブジブラルタルIREの欧州年度代表馬2頭を筆頭とする数々の名馬の手綱を取った。04年からはジョン・オックス厩舎に優先騎乗。シーザスターズと出会った。来日経験も豊富で、97年のG1ジャパンCをピルサドスキーIREで制している。ワールドスーパージョッキーズシリーズには今年を含めて13回出場。優勝経験こそないが、90年に2位、05年に3位に入った。99年のシリーズに参加した際には、同週の阪神3歳牝馬Sでヤマカツスズランを勝利に導いてもいる。
【キネーン騎手の主な勝ち鞍】
・愛ダービー:2勝(01年ガリレオ、02年ハイシャパラル)
・愛2000ギニー:3勝(82年ダラモナーク、86年フラッシュオブスティールIRE、02年ロックオブジブラルタルIRE)
・愛オークス:2勝(89年アリダレス、96年ダンスデザイン)
・愛1000ギニー:3勝(88年トラスティドパートナー、03年イエスタデイ、05年シーレ)
・英ダービー:3勝(93年コマンダーインチーフGB、01年ガリレオ、09年シーザスターズ)
・英2000ギニー:4勝(90年チロル、97年アントレプレナーGB、98年キングオブキングスIRE、09年シーザスターズ)
・英オークス:2勝(98年シャトゥーシュIRE、01年イマジン)
・キングジョージ6世&クイーンエリザベスS:5勝(90年ベルメッツUSA、94年キングズシアター、00年モンジューIRE、01年ガリレオ、05年アザムール)
・凱旋門賞:3勝(89年キャロルハウスIRE、00年モンジューIRE、09年シーザスターズ)
・ブリーダーズカップ:3勝(01年ジュヴェナイル・ヨハネスブルグ、02・03年ターフ・ハイシャパラル)
・ベルモントS:1勝(90年ゴーアンドゴー)
・メルボルンC:1勝(93年ヴィンテージクロップ)
・ジャパンC:1勝(97年ピルサドスキーIRE)


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