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豪ヴィクトリア州の障害競走、2010年の廃止が決定

豪ヴィクトリア州の競馬統括機関レーシングヴィクトリア(以下RVL)は11/27、2010年いっぱいで同州内における障害競走を廃止することを決めた。ヴィクトリア州の障害競走ではレース中の死亡(安楽死)事故が多発。動物愛護の観点から中止を求める声が大きくなっていた。この声を受けたRVLでは、これまで障害の難易度を下げたほか、最終障害を撤廃してレース終盤に馬にかかる負担を減らすなど様々な対策を行ってきた。しかし、その効果は現れず09年の死亡事故発生率1.27%は08年の1.17%を上回る結果に。RVLは障害競走の事故がサラブレッド競馬全体のイメージ悪化に繋がることを避けるため、苦渋の決断を下したとしている。一方、廃止決定に対する反発も大きく、これまで障害競馬の発展やプロモーションに寄与してきたオーストラリア障害競走協会は廃止撤回を求める抗議運動を展開している。


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