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英調教馬ヒターノエルナンドがV/米グッドウッドS

◇米グッドウッドS(米G1)
10/10 サンタアニタパーク 3歳以上
総賞金30万5000ドル 1着賞金16万5000ドル
オールウェザー9ハロン(左) Fast(速) 10頭 1分48秒39
1.ヒターノエルナンド
牡3 栗毛 121ポンド 英国産
父エルナンドFR
母ジーノズスピリッツ
母の父ペルジノUSA
2.カーネルジョン
(牡4 124ポンド 父ティズナウ)
3.リチャーズキッド
(牡4 124ポンド 父レモンドロップキッド)
着差:クビ、3/4、3/4
・馬主/チームヴァラーインターナショナル&G.バーバー
・調教/M.ボッティ(英)
・生産/ニューセルズパークスタッド
・騎手/K.ファロン
道中5番手を追走したヒターノエルナンドは、最終コーナー手前からキアラン・ファロン騎手に追い出されて進出開始。馬群の狭い所を割って直線を迎えると、長く良い脚を繰り出して渋太く食い下がるカーネルジョンを振り切った。単勝19倍の8番人気という低評価を覆して初重賞制覇をG1で飾るとともに、ファロン騎手に復帰後初のG1タイトルをもたらした。
単勝3.5倍の1番人気に推されたG1・2勝馬カーネルジョンはあと一歩及ばず2着。3着には前走G1パシフィッククラシックSを制したリチャーズキッドが入った。
ケンタッキーダービー馬マインザットバード(2番人気、単4.4倍)は、最後方追走からの追い込みに賭けたが、直線に向いても末脚鈍く6着まで。鞍上のカルヴァン・ボレル騎手はサンタアニタのオールウェザー(素材はプロライド)馬場が合わなかったことを敗因に挙げており、今回と同じサンタアニタ競馬場で行われるG1BCクラシック(11/7、AW10F)へ向けて課題を残す結果となった。
勝ったヒターノエルナンドは通算7戦4勝。これまで英ウルバーハンプトン競馬場のオールウェザー戦(素材はポリトラック)で2勝しており、今回の勝利でオールウェザーは3戦3勝となった。
陣営はまだ良化の余地が大きいと見ており、無理をさせない方針。今年のG1BCクラシックは回避させ、来年のG1ドバイワールドカップを目標にするという。なお、禁止薬物使用による18カ月間の騎乗停止処分から9/4に復帰した鞍上キアラン・ファロン騎手は、07年のG1凱旋門賞(ディラントーマス)以来となる2年ぶりのG1制覇。


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