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マインザットバード3着/WVダービー

◇ウエストヴァージニアダービー(米G2)
8/1 マウンテニアパーク 3歳
総賞金75万ドル 1着賞金45万7500ドル
ダート9ハロン(左) Fast(速) 6頭 1分51秒46
1.ソウルウォリアー
牡3 栗毛 111ポンド 米国ケンタッキー産
父ライオンハート
母ウルミア
母の父メドウレーク
2.ビッグドラマ
(牡3 115ポンド 父モンブルック)
3.マインザットバード
(セン3 122ポンド 父バードストーン)
着差:クビ、1-1/2、4-1/2
・馬主/ザイヤットステーブルズ
・調教/S.アスムッセン(米)
・生産/B.オースティン他
・騎手/D.ベックナー
ケンタッキーダービー馬マインザットバードの参戦で注目を集めた一戦。前走G1ベルモントSで3着に敗れてから6日後の6/12、マインザットバード陣営はこのG2ウエストヴァージニアダービー参戦を表明し、主戦のカルヴァン・ボレル騎手に騎乗を依頼していた。
しかし、その後マインザットバードの調教にもまたがっていたボレル騎手に6/30、もう一つの騎乗依頼がされていたことがわかった。このG2ウエストヴァージニアダービーと同日の開催となるサラトガ競馬場のG2ジムダンディSへのもので、騎乗馬はウォリアーズリワードだった。
ウォリアーズリワードは6/30の時点で5戦2勝、G3で2着が1度あった。素質馬と目されてはいたが、実績はマインザットバードと比べるまでもなかった。
ただ、ウォリアーズリワードを管理するイアン・ウィルクス師は、ストリートセンス(ボレル騎手を背に2007年のG1ケンタッキーダービーを制覇)を管理したカール・ナフツガー厩舎の元アシスタントトレーナーで、ボレル騎手を頻繁に起用していた。
翌7/1、ボレル騎手がウォリアーズリワードを選択したことが、エージェントを通してマインザットバード陣営に伝えられた。
ボレル騎手がマインザットバード騎乗を袖にするのはG1プリークネスSに続いて2度目。陣営はボレル騎手へのこだわりを捨て、大目標であるG1BCクラシック(11/7、サンタアニタ、AW10F)まで手綱を取り続けることができる騎手を探した。
7/4、陣営はG1プリークネスSでマインザットバードに騎乗(2着)したマイク・スミス騎手の起用をアナウンス。G2ウエストヴァージニアダービー、そして8/29のG1トラヴァーズS(サラトガ、ダ10F)までの確約を取り付けた。
ただし、G1BCクラシックについてはスミス騎手が主戦を務める牝馬ゼニヤッタが参戦する可能性があるため、スミス騎手騎乗は確定していない。
そうした紆余曲折の末、今回はスミス騎手を背にこのG2ウエストヴァージニアダービーに臨んだマインザットバード(単勝1.9倍の2番人気)だったが、結果は3着。勝ったのは6頭立て4番人気(※)、単勝24倍の伏兵ソウルウォリアーだった。
レースは重賞2勝馬のビッグドラマ(単勝1.8倍で僅差の1番人気)が大逃げを打つという展開。この日のマウンテニアパーク競馬場は先行有利の傾向にあったため、最後方追走のマインザットバードも早目の競馬を余儀なくされてしまい、持ち味を出し切れなかった。
勝ったソウルウォリアーは離れた2~3番手を追走し、最終コーナーで外から上がってきたマインザットバードの内に併せる形で進出。直線では懸命に粘るビッグドラマをゴール寸前で差し切った。ビッグドラマはクビ差の2着。さらに1馬身半遅れてマインザットバードが続いた。
ソウルウォリアーの通算成績は7戦3勝。重賞は初勝利となる。3着に敗れたマインザットバードは、予定通りG1トラヴァーズSへ向かう。
なお、ウォリアーズリワードはG2ジムダンディSで2着だった。
※馬券上は同厩のサンデーサンライズ(5着)と2頭で1頭扱い。


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