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ラーイが種牡馬引退

現地時間7月2日、米ケンタッキー州スリーチムニーズファームで繋養されている種牡馬ラーイ Rahy(牡24)が、受胎率の低下により種牡馬を引退することになった。
同ファームによると、今年は受胎した牝馬の報告が1頭も上がっていないという。今春に生まれた74頭の産駒がラストクロップとなりそうだ。
1985年生まれのラーイは父ブラッシンググルーム Blushing Groom、母グローリアスソング Glorious Song、母の父ヘイロー Halo という血統の米国産馬。
母グローリアスソングは世界的名牝。デヴィルズバッグ(米最優秀2歳牡馬)やセイントバラード(米チャンピオンサイアー)の全姉で、現役時はG1を4勝。1980年に加年度代表馬と米最優秀古牝馬に輝いた。産駒にはラーイのほか、シングスピールIRE(G1ジャパンCなどG1・4勝)、グランドオペラUSA(輸入種牡馬、フェブラリーS勝ち馬メイセイオペラの父)がいる。
ラーイは2~4歳時に英米で13戦6勝、米G2ベルエアーHを制した。5歳時(1990年)からスリーチムニーズファームで種牡馬入り。産駒にはファンタスティックライトUSA (欧州年度代表馬、G1BCターフなどG1・6勝)、セレナズソング(米最優秀3歳牝馬、G1マザーグースSなどG1・11勝)、ドリーミングオブアナ(米最優秀2歳牝馬、G1BCジュヴェナイルフィリーズ)、ノヴェール(G1サセックスS)など、多くのG1馬がいる。
日本では、フライングアップルUSA(スプリングS)、トキオパーフェクトUSA(クリスタルC、中日スポーツ賞4歳S)、グラスワールドUSA(ダービー卿チャレンジトロフィー)の産駒3頭が重賞ウイナーとなっている。


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