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門別「グランシャリオナイター」開幕―ホッカイドウ競馬

ホッカイドウ競馬のナイトレース「グランシャリオナイター」が5月20日、日高町の門別競馬場で開幕した。同競馬場初のナイターとなった開幕初日には約1700人ものファンが来場。光輝くコースで繰り広げられる白熱したレースに歓声を上げた。
2010年度までに赤字脱却、収支均衡を目指す同競馬は、北海道が策定した「北海道競馬改革ビジョン」に沿って同競馬場を改装。総工費12億3900万円をかけ、ナイター照明塔の設置、新スタンド「ポラリス☆ドーム」の建設、パドックの移設などを進めてきた。さらに、JBCジャパンブリーダーズカップ協会の支援を得て大型映像装置「JBCビジョン」を設置し、新スタンド横に160台収容の「JBC駐車場」を造成するなど、新たな舞台を整えた。
仏語で北斗七星を意味する「グランシャリオ」と、日高管内が7町で構成されることから命名された「グランシャリオナイター」初日には、地域一体となった様々なイベントを実施。“新生・ホッカイドウ競馬”を盛り上げた。
この日から誘導馬には地元の厩務員養成専修学校、優駿学園の生徒が騎乗。1Rでは北海道静内農業高校生産のシュペール(牝3歳、父ウイングアロー)が勝利を収め、応援に来場した同校生産科学科110名の生徒を喜ばせた。ほか、パドック解説には軽種馬関係者が登場。さらにレースでは、リニューアル記念として1着賞金300万円のJRA認定競走「スーパーフレッシュチャレンジ」が実施された。また、この日は“ミスターピンク”こと内田利雄騎手やJRAの武豊騎手も騎乗。レースの合間にはファンのサインに応じ、PRに一役買った。両騎手とも「広くて明るいので乗りやすいコースですね」とコメント。特に2勝を挙げた武騎手は「毎週でも乗りたい」とリップサービスも忘れなかった。
開幕初日の発売額は1億3188万6500円。本年度初めて発売計画を上回ったが、HRA北海道軽種馬振興公社の井村勝昭専務は「最初だけでなく、この水準を持続させることが大事」と気を引き締めていた。同ナイターは11月19日まで行われる。


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