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中央 アラカルト

桜花賞アラカルト

1着ブエナビスタ 安藤勝騎手
2着レッドディザイア 四位騎手
3着ジェルミナル 福永騎手
①ブエナビスタ
最優秀2歳牝馬のブエナビスタが圧倒的な1番人気に応え、上がり3Fをメンバー中最速の33秒3の脚で直線15頭を差し切り、牝馬クラシック第1冠の桜花賞を制した。これで通算成績は5戦4勝で、4勝すべてが芝1600mとなっている。重賞は本年のチューリップ賞に続く3勝目。なお、最優秀2歳牝馬が桜花賞を制したのは、01年のテイエムオーシャン以来8回目。
②安藤勝騎手
07年のダイワスカーレット以来となる同競走3勝目で、これは歴代4位。現役では武豊騎手の5勝に次ぐ単独2位。JRA重賞競走は通算65勝目で、うちG1は19勝目で歴代3位、クラシックレース優勝は5勝目で、これは現役では福永騎手に並び2位タイ。また、03年にJRA騎手免許取得以来7年連続でG1勝利となり、これは横山典騎手に並び歴代3位。49歳16日でのクラシック制覇は、これまで伊藤勝吉元騎手のクラシック最年長優勝記録(48歳9カ月23日)を69年ぶりに更新する大記録となった。なお、G1最年長優勝は、岡部幸雄元騎手の53歳11カ月28日(02年天皇賞・秋シンボリクリスエス)。
③松田博師
桜花賞制覇は、93年のベガに続き2勝目。JRA重賞は、本年のチューリップ賞のブエナビスタに続き通算47勝目。これでJRAのG1優勝は通算で11勝目となったが、今回も含めて6勝を牝馬で挙げている。
④父・スペシャルウィーク
桜花賞初勝利。JRA重賞競走は通算14勝目。本年は、きさらぎ賞のリーチザクラウン、チューリップ賞のブエナビスタに次ぎ3勝目。JRAのG1は、05年オークスのシーザリオ、08年阪神JFのブエナビスタに続き3勝目。また、ダービー馬の父から桜花賞馬の誕生は、06年キストゥヘヴン(父アドマイヤベガ)以来3年ぶり5組目。
⑤母・ビワハイジ
ブエナビスタの母ビワハイジは、96年の桜花賞に出走し2番人気15着、その後、牝馬ながら日本ダービーに挑戦したが13着(10番人気)に敗れた。また、同じ松田博厩舎だった兄のアドマイヤジャパン(05年の皐月賞3着、日本ダービー10着、菊花賞2着)、アドマイヤオーラ(07年の皐月賞4着、日本ダービー3着)もクラシックレースで勝利を飾れなかったが、ブエナビスタが桜花賞で一族の悲願を達成。
⑥関西馬
関東馬6頭、関西馬12頭が出走した今回の桜花賞だが、昨年のレジネッタに続き、関西馬が優勝し、これで3連勝。通算では関西馬44勝、関東馬25勝(地方馬0勝)。また、関東馬のクラシックレース優勝は、06年桜花賞のキストゥヘヴン以来遠ざかっており、関西馬の15連勝中。
⑦単勝1番人気
1番人気馬の勝利は04年のダンスインザムード以来5年ぶり。1番人気馬の成績は、単勝を発売した過去68回で23勝2着15回(44年第6回は能力検定として実施したため投票券の発売はなかった)。また、単勝支持率67.5%は、桜花賞史上4番目の高支持率で、出走頭数が18頭となった87年以降では、07年のウオッカ(58.4%)を抜いて最高支持率となった。
⑧馬番号12・16
馬番号9の勝利は、04年ダンスインザムード以来5年ぶり8回目。桜花賞の出走可能頭数が18頭となった87年以降では、一番多く6回目の優勝となった。なお、馬番号12番及び16番は長い桜花賞の歴史の中で、いまだ優勝馬を輩出していない。
(G1にはJpn1を含む)


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