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ピムリコスペシャル開催中止、キャッシュコール招待Sも賞金減

メリーランドジョッキークラブ(MJC)は3/10、ピムリコ競馬場の目玉レースのひとつであるG1ピムリコスペシャルHの開催中止を決定した。競馬運営で収益が上がらず、賞金の捻出が難しくなったため。同時に31日間で計画されていた開催を20日間に縮小する(今年予定されているステークスレースの賞金総額は262万ドル=約2億6200万円で、これは昨年に比べ約84万5000ドル=約8450万円の減)ことも発表した。MJCは5日に連邦破産法第11章の適用申請を行ったマグナエンターテインメント社(MEC)の傘下組織。2月には競馬場にスロットマシンを導入するプランを州に拒絶されていた。これと同じ10日には西地区を代表するハリウッドパーク競馬場の春夏ステークススケジュールも発表されたが、こちらもG2ジムマレー記念H、G3ホーソーンH、G3ウィルロジャーズSの3つの重賞が取りやめになるなど状況は厳しく、06年にダンスインザムードが制したG2キャッシュコール招待S(当時はG3)もキャッシュコール社のスポンサー撤退によって、総賞金が昨年の3分の1にあたる25万ドル(約2500万円)に減少。レース名が以前のロイヤルヒロインマイルに戻され、開催日もG1ハリウッドゴールドカップSと同日の7/11に変更されることとなった。ハリウッドパーク競馬場はベイメドウズランド社の所有だが、不況には抗えず、05年優勝のシーザリオなど日本馬が参戦したG1アメリカンオークス招待S(今年は7/5に開催)も総賞金5万ドル(約500万円)減の70万(約7000万円)で行われる。


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