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スタチューオブリバティが豪州へシャトル決定

浦河町のイーストスタッドに繋養されているスタチューオブリバティ(牡9歳、父ストームキャット)が、北半球シーズン終了後に豪州へシャトルされることが決まった。
同馬は父にストームキャット、半兄にレモンドロップキッド、いとこにエーピーインディ、サマースコールらを持つ“世界的超良血”。2001年の米・キーンランドセールにおいて130万ドル(約1億5000万円)で取引された。競走成績は英G3コヴェントリーSなど愛英仏米7戦2勝。04年に愛国・豪州で種牡馬入りした。
日本では昨年から供用を開始し、72頭に種付け。ひと足先に海外でデビューした産駒の活躍は目覚しく、仏国では2歳新種牡馬ランキング2位に、豪州ではセカンドクロップサイアーランキング2位と実績を積み上げている。特に豪州産馬からは重賞ウイナーやステークスウイナーが多く誕生していることから、現地の評価が急上昇。複数のオファーから豪・ヴィクトリア州のイライザパークスタッドへのシャトルが決まった。
同スタッドは現在、10頭の種牡馬を繋養。過去にはグラスワンダーやブラックホーク、ティンバーカントリーもシャトルされており、日本との馴染みは深い。
愛馬を送り出す事務局の(株)ジャパンレースホースエージェンシーでは「豪州でさらに成功する機会を得られたことはうれしい限り。頑張ってほしい」とエール。迎え入れる同スタッドのC・クラウチャーCEOは「実績ある種牡馬をラインナップに加えられ、興奮している。血統も素晴らしく、デインヒル牝馬との配合も可能ですしね」と夢を広げている。


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