ニュース

中央 その他

「社台SS種牡馬展示会」開催、人気種牡馬の競演に800人

国内外の超一流種牡馬を数多く繋養する、安平町の社台スタリオンステーションで2月17日、「2009社台スタリオンステーション種牡馬総合展示会」が開催された。当日は激しく雪が降り、新千歳空港発着便に欠航が相次ぐほどの悪天候となったが、次々と登場するトップスタリオンの競演に、招待された約800人の軽種馬関係者から熱い眼差しが向けられた。
同SS繋養(過去も含む)種牡馬は昨年、JRA平地G1・Jpn1全22レースを完全制覇したほか、アグネスタキオン、クロフネ、サクラバクシンオー、シンボリクリスエスの4頭が年間100勝を達成。総合リーディングではトップ5を形成するなど上位10位に9頭がランクイン。2歳リーディングに至っては、新種牡馬のキングカメハメハとネオユニヴァースがワンツーを決め、上位8位までを独占する大躍進を見せた。その錚々たるビッグネームの中に、今シーズンは4頭の新種牡馬が加入し、33頭体制でスタート。さらにパワーアップした顔ぶれとなった。
展示会のトップを飾ったのは、06年の皐月賞、ダービーを制した2冠馬メイショウサムソン。松本好雄オーナー、武豊・石橋守両騎手らも駆けつけ、愛馬の門出を見守った。デビューから常に第一線で主役を演じた強靭な身体と精神力は、種牡馬になっても大きな武器。二世に懸かる期待は大きい。
16日に引退が決まったダイワスカーレットとの交配が発表され、一躍注目を集めたのがチチカステナンゴ。10日にスタッドインしたばかりの真っ白な馬体に熱視線が向けられた。数少ない産駒から重賞ウイナーを輩出したポテンシャルの高さは出色。日本で成功を収めるグレイソヴリン系種牡馬というのも心強い。
さらに、長いブランクから復活し、昨年の春の天皇賞で古馬の頂点に登り詰めたアドマイヤジュピタ、急遽種牡馬入りが決まったアドマイヤメインもお披露目。いとこ同士にあたる“アドマイヤ”2頭もキビキビとした動きで自らをアピールした。
そのほか、今春誕生した初年度産駒の評判が高いダイワメジャー、ローエングリンの2頭、今年2歳となった初産駒がデビューするゼンノロブロイ、デュランダル、アドマイヤドンらも紹介。ニューフェイスに負けじと元気な姿を見せ、ギャラリーを魅了した。


ニュース一覧

  • 全て
  • 中央
  • 地方
  • 海外