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09年米新種牡馬、トップはカーリンの7万5000ドル

今年から米国で供用を開始する新種牡馬の主なラインナップが出揃った。最も高い交配料が設定されたのはカーリンで、7万5000ドル(約675万円)。07年にG1プリークネスS、G1ジョッキークラブゴールドC、G1BCクラシックを制して米年度代表馬に輝き、昨年は7馬身3/4差で圧勝したG1ドバイワールドCを含む4つのG1を制覇。通算獲得賞金は米国競馬史上初めて1000万ドルを突破と、その実績は突出したもの。好景気であれば交配料は10万の大台を超えたはずだが、繋養するレーンズエンドファームが景気動向を睨んでこの設定となった。昨年、無敗でG1ケンタッキーダービーとG1プリークネスSの2冠を制したビッグブラウンは6万5000ドル(約590万円)。G1BCクラシック直前の故障により引退を余儀なくされ、全米が熱望したカーリンとのマッチアップは結局叶わなかったが、二世対決が3年後に再び注目を集めることになりそうだ。スリーチムニーズファームで繋養される。英・愛の2000ギニーを含みマイルG1を4連勝し、G1BCクラシックでも2着に健闘したヘンリーザナヴィゲーターも同じく6万5000ドル。芝とオールウェザーの両方で実績を残したことが高く評価されている。米国におけるクールモアグループの拠点・アシュフォードスタッドの繋養。07年の米最優秀2歳牡馬ウォーパスは3万ドル(約270万円)。現役時は類い稀な先行力が武器だった一頭で、そのスピードには期待がかかる。レーンズエンドファーム繋養。また、シーキングザダイヤUSA(1万ドル、約90万円)は、G1BCスプリント連覇のミッドナイトリュート(2万ドル、約180万円)とともに、ヒルンデールファームで新生活をスタートさせる。


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