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浦河で騎馬参拝、100年記念の絵馬を奉納

今年で100年目を迎えた馬産地・浦河の新春恒例行事「新春騎馬参拝」が1月2日、浦河町の浦河神社で行われ、人馬一体となって101の石段を一気に駆け上がる姿に、約600人の参拝客から大きな歓声が上がった。
騎馬参拝は1910年から続けられている、馬産振興や人馬の無病息災を願う伝統行事。国営の日高種馬牧場(旧農林水産省日高種畜牧場)の敷地内にあった西舎妙見神社で行われたのが始まりとされ、現在は西舎神社で参拝した後、浦河神社へ参拝する形式となっている。
100年目を迎えた今年は、浦河町出身の画家である伏木田光夫氏が、赤馬(牡)と白馬(牝)を描いた大型絵馬を制作。節目を記念し、浦河、西舎の両神社へ奉納した。
この日はJRA日高育成牧場の職員や乗馬クラブ会員らで構成した騎馬隊17頭が、午前9時30分に西舎神社を出発。市街地を行進しながら約13㌔の道程を1時間かけて浦河神社に到着した。
石段前に設けられた祭壇で谷川弘一郎浦河町長らがお払いを受けると、騎馬隊17頭とポニー少年団の12頭が3班に分かれ、101の石段を一気に駆け上り、馬上から賽銭を投げ入れ参拝。上りより難しいとされる石段下りを全馬無事に終了すると、固唾を呑んで見守っていた初詣客から大きな拍手が鳴り起こった。


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