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2008年馬産地10大ニュース―その2

⑤JRAブリーズアップセール出身馬がJpn1初制覇
12月21日に中山競馬場で行われたJpn1朝日杯フューチュリティSにおいて、JRAブリーズアップセールで取引されたセイウンワンダーが優勝。同セール出身馬として初のJpn1制覇を果たした。同馬は昨年のHBAセレクションセール1歳において、JRAが840万円で購買。今年4月のブリーズアップセールでは、最高価格となる2730万円で大谷高雄氏に購買されていた。同セール出身馬としては通算4勝目の重賞が初のJpn1タイトル。前身のJRA抽選馬時代を含めると、01年のタムロチェリー(阪神ジュベナイルフィリーズ)以来9頭目だが、牡馬では初めての快挙となった。
⑥名種牡馬ホスピタリテイなどが死亡
皐月賞馬ドクタースパートなどを送り出した名種牡馬ホスピタリテイ(牡29歳)が、老衰のため死亡した。産駒は芝・ダートを問わず重賞戦線で活躍。92年にはNARチャンピオンサイアーに輝いた。ほか、95年のダービー馬タヤスツヨシ(牡16歳)、スズパレード(牡27歳)、ダイタクヘリオス(牡21歳)、マイネルマックス(牡14歳)、ヒシアケボノ(牡16歳)、リージェントブラフ(牡12歳)、リンデンリリー(牝20歳)、タレンティドガール(牝24歳)といった名馬が死亡。また、04年の安田記念優勝馬ツルマルボーイ(牡10歳)、ミラクルアドマイヤ(牡13歳)、ウインデュエル(牡9歳)などは種牡馬を引退した。
⑦旭川競馬閉幕、新公社設立(ホッカイドウ競馬)
旭川競馬場でのホッカイドウ競馬が10月16日、60年の歴史に幕を下ろした。莫大な累積赤字を抱える同競馬について、道は赤字脱却を目指す「北海道競馬改革ビジョン」を策定。今年度限りでの旭川撤退、来年度からの門別競馬場の本場化を決め、競馬の運営を馬産地主導による新公社に移行することにした。新公社の理事長には三輪茂日高町長が就任。現場のトップとなる専務理事には、JRA、BTC出身の井村勝昭氏を招聘した。現在、門別競馬場ではナイター設備と新スタンドを建設中。関係者は新体制による競馬開催に意欲を見せている。


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