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BC社の削減案巡って紆余曲折、賞金補助レースは続行へ

ブリーダーズカップ(以下BC)を主催・運営するBC社は12/12、不況によって予測される大幅な収益減に備えて1000万ドル(約9億円)を上回る予算削減プランを発表した。削減の対象として発表されたのは、BC社と40の競馬場、競馬協会が協力して賞金補助を行ってきた“BCステークスプログラム”の中止と広告費の見直し。今年は121のステークスを対象として行った同プログラムをやめることによって597万5000ドル(約5億3775万円)を浮かせ、広告費から500万ドル(約4億5000万円)をカット。これによりBC14競走における総額2550万ドル(約22億9500万円)の賞金額を維持する考えを明らかにした。しかし、BCステークスプログラム中止については生産者から強硬な反対意見が続出。改めて理事会を開いた結果、来年についてはBC社の内部留保金を供出して続けることとなった。BC社ではこれまで2.5%だった登録料の0.5%値上げと、BCの本馬未登録馬が出走に際して必要だった登録料を15万ドル(約1350万円)から10万ドル(約900万円)への引き下げを発表。種牡馬登録のない馬についても同様に25万ドル(約2250万円)から20万ドル(約1800万円)に値下げするとしている。また、登録にない有力馬の出走意欲を削ぐ原因となっていた追加登録料(出走レースの総賞金額の9%ないし15%)の撤廃も決められた。


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