ニュース

中央 その他

社台SSが仏ダービー馬の父チチカステナンゴを導入

安平町の社台スタリオンステーションはこのほど、今年のG1仏ダービーを無敗で制したヴィジオンデタの父、チチカステナンゴ(牡10歳、父スマドゥン)を、来春から導入することを発表した。
同馬は1998年生まれの仏国産馬。現役時にG1リュパン賞、G1パリ大賞典、G3トーマスブライアン賞などを制し、仏14戦4勝の成績を収めた。2003年に仏国で種牡馬入り。初年度産駒からチチクリーシー(G3フォンテンブロー賞)、チナンデガ(G3レゼルヴワール賞)を、2年目産駒からヴィジオンデタ(仏ダービー)といった重賞ウイナーを輩出し、種牡馬としての評価を一気に高めた。
父スマドゥンは日本でも成功を収めるグレイソヴリン系種牡馬。優秀な種牡馬成績に加え、ブルードメアサイアーとして数多くの活躍馬を送る、サンデーサイレンスの繁殖牝馬と配合しやすいことから白羽の矢が立ったという。母スマラも輸入されており、半妹のランペイア(JRA4勝)が活躍している。
種付料は250万円(受胎確認後支払)。すでに総額7億2000万円(1株1200万円×60口)でシンジケートが結成された。来年1月に来日する。同SSでは「初年度、2年目と30頭前後の産駒しかいなかったのですが、その中から重賞勝ち馬を出したように種牡馬としての能力は相当なものがあります。産駒はマイルからクラシックディスタンスまで幅広く活躍しているので可能性は広がりますね。うち(社台SS)にいたトニービンと同じ、日本と相性の良い父系なので楽しみです」と大物種牡馬の導入成功に胸を弾ませていた。


ニュース一覧

  • 全て
  • 中央
  • 地方
  • 海外