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カンパニーの父、ミラクルアドマイヤが種牡馬引退

重賞5勝の実力馬カンパニーの父として知られるミラクルアドマイヤ(牡13歳、父トニービン)が、今シーズン限りで種牡馬を引退し、苫小牧市のノーザンホースパークで乗馬として再出発を図ることになった。
同馬の競走成績は3戦1勝。脚部不安に泣かされ大成できなかったが、半兄に1996年のダービー馬フサイチコンコルドなどがいる血統背景が評価され、2000年に種牡馬入りした。
初供用シーズンは39頭の繁殖を集めたものの、4年目には種付頭数が1頭に減少。廃用寸前に追い込まれた。そんな中、数少ない初年度産駒の中からカンパニーが登場。翌5年目には171頭の種付頭数を記録し、見事“V字回復”を果たした。しかし、昨年は15頭、今年は10頭と激減したこともあり、関係者で協議の結果、種牡馬引退が決まった。
同馬はすでに繋養先だった日高町のブリーダーズスタリオンステーションを退厩。ノーザンホースパークへ移り、去勢手術を受けた。事務局のサラブレッドブリーダーズクラブでは「一度は自らの力でミラクルを起こし、種牡馬として非凡なものを見せてくれました。これからはゆっくりと余生を送ってほしいですね」と愛馬をねぎらっていた。


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