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高松宮記念優勝馬スズカフェニックスが種牡馬入り

昨年の高松宮記念を制したスズカフェニックス(牡6歳、父サンデーサイレンス)が12月5日、種牡馬として繋養される新ひだか町のアロースタッドに入厩した。
同馬は2004年10月にデビュー。昨年1月の東京新聞杯で重賞初勝利を飾ると、1番人気に推された高松宮記念ではペールギュントらを退け、悲願のG1タイトルを手にした。さらに、阪神Cも優勝。サンデーサイレンス産駒らしい鋭い切れ味を武器に重賞3勝を挙げた。通算成績は29戦8勝。総収得賞金は4億4767万8000円。
4日に登録を抹消された同馬は5日午後、同スタッドに到着。スタッフに見守られる中、馬運車を降りると元気な足取りで用意された馬房へ入った。
来春の種付料は未定。おじにシンコウキング(GⅠ高松宮杯)、ドクターデヴィアス(GⅠ英ダービー)などがいることから血統的評価は高く、「大種牡馬サンデーサイレンスが送った最後の大物スプリンター」と称される本馬に対する生産界の期待は大きい。照会先の(株)ジェイエスは「類まれなスピードと瞬発力を産駒に伝え、活躍してほしいですね」と話し、栗毛のニューフェイスを頼もしそうに見つめていた。


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