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社台SSの09年種付料が決定、新種牡馬はMサムソンら2頭

日本生産界を牽引する人気種牡馬を多数繋養し、質量ともに充実したラインナップを誇る安平町・社台スタリオンステーションの2009年種付料、配置、条件などが決定した。来シーズンは新たにメイショウサムソンとアドマイヤジュピタの2頭がスタッドイン。ブリーダーズスタリオンステーション、優駿スタリオンステーションなどに繋養する関連種牡馬を含め47頭の布陣となった。
新種牡馬メイショウサムソンは一昨年のダービー、皐月賞を制した2冠馬で、昨年は天皇賞・春秋を連覇した。種付料は未定だが、12月28日の有馬記念を最後に種牡馬入りが予定されている。もう一頭は今年の天皇賞・春を制したアドマイヤジュピタ。すでにスタッド入りし、来春に備え英気を養っている。種付料は50万円(受胎確認後支払)。フレンチデピュティの後継として期待されている。
種付料の最高額は、アグネスタキオン、ディープインパクトの1000万円(前納、不受胎時返還)。種牡馬ランキングのトップを走るアグネスタキオンだが、世相を反映して本年と同額に据え置かれた。他の種牡馬も軒並み据え置きか値下げ。その中で今年2頭のウイナーを送り出したジャングルポケットだけが、250万円から350万円(受胎確認後支払)に値上げされた。
なお、トワイニングはブリーダーズSSへ移動。スニッツェルは来年も豪州に留まることになった。さらに、今シーズン39頭に種付けしたウォーエンブレムは、対外的な種付けの計算が立たないためリストから外された。
同SSは今年、繋養種牡馬30頭で4216頭の種付頭数を記録。229頭と国内最多種付けを記録したアグネスタキオンを筆頭に10頭が200頭超えを、さらに9頭が100頭の大台を突破した。今年のJRAG1はここまですべて同SS繋養種牡馬の産駒が独占していることもあり、来シーズンも多くの繁殖牝馬が“社台詣で”に訪れることが予想される。


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