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ワイルドアゲインが死亡

現地時間12月5日、米ケンタッキー州スリーチムニーズファームで功労馬として繋養されていたワイルドアゲイン Wild Again に安楽死の処置が取られた。著しい老衰によるもので、28歳だった。
1980年生まれのワイルドアゲインは父アイスカペード Icecapade、母ブシェルンペック Bushel-n-Peck、母の父カーレッド Khaled という血統の米国産馬。W.ポール・リトル氏の生産馬で、ブラックティップステーブルが所有。デビューから2歳秋まではジャック・ロイド厩舎の所属馬として出走。以降ジェームズ・マイヤー、ローレン・レトルの両厩舎を経て、4歳春からはヴィンセント・ティンフォニー厩舎所属となった。
現役時は北米で2~5歳時28戦8勝、通算獲得賞金は220万4829ドル。4歳時に第1回のG1BCクラシックを制した(追加登録料36万ドルを支払っての出走)ことで知られる。他にG1メドウランズカップ、G2オークローンH、G2ニューオーリンズHと、重賞をのべ4勝している。
6歳時(1986年)からシャドーローンファームで種牡馬入りし、9歳時(1989年)からカルメットファームに移動。後に同ファームが破産したため、12歳時(1992年)の種付けシーズンからはスリーチムニーズファームに移り、24歳時(2004年)の種付けを最後に種牡馬を引退していた。
代表産駒にはウィルダネスソング Wilderness Song(加最優秀古牝馬、G1スピンスターS)、ワイルドラッシュUSA(G1メトロポリタンH、G1カーターH、本邦輸入種牡馬)、エルムハースト Elmhurst(G1BCクラシック)、ミルウォーキーブルー Milwaukee Brew(G1サンタアニタH・2回)らがいる。
日本でも産駒の活躍は顕著で、ナリタキングオー(スプリングS、京都新聞杯、共同通信杯4歳S)、タイキリオンUSA(ニュージーランドトロフィー)、ワイルドブラスター(マーチS2回、アンタレスS)が重賞勝ち馬となっている。


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