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ディキシーランドバンドが種牡馬引退

現地時間12月2日、米ケンタッキー州レーンズエンドファームで繋養されている種牡馬ディキシーランドバンド Dixieland Band(牡28)が、関節炎により種牡馬を引退することになった。
ディキシーランドバンドは父ノーザンダンサー Northern Dancer、母ミシシッピマッド Mississippi Mud(G1マッチメーカーS勝ち馬)、母の父デルタジャッジ Delta Judge という血統の米国産馬。現役時は北米で2~4歳時24戦8勝で、G2ペンシルヴェニアダービー、G2マサチューセッツHを制した。
5歳時(1985年)から種牡馬入り。代表産駒にはドラムタップスUSA(欧州最優秀ステイヤー、G1ゴールドカップ2回)、エジプトバンド Egyptband(G1ディアヌ賞=仏オークス)、ディキシーユニオン Dixie Union(G1ハスケル招待H、G1マリブS)らがいる。
日本では重賞勝ち馬こそ出なかったものの、シンガージョンUSA(京成杯3歳S3着)、モンテカルロ(KBC杯2着、ブリリアントS3着)、チアフルマスターUSA(ギャラクシーS2着)らが活躍を見せた。
また、母の父としての実績が顕著で、2004年には米リーディングブルードメアサイアーに輝いている。
母の父にディキシーランドバンドを持つ代表的な活躍馬には、ストリートセンス Street Sense(米最優秀2歳牡馬、G1ケンタッキーダービー、G1BCジュヴェナイル、G1トラヴァーズS)、モナルコス Monarchos(G1ケンタッキーダービー、G1フロリダダービー)、ソサイアティセレクション Society Selection(G1アラバマSなどG1・3勝)らがいる。
日本でもデルタブルース(最優秀父内国産馬、G1メルボルンカップ、菊花賞)、アメリカンボスUSA(中山記念など重賞4勝)、サブジェクト(ラジオNIKKEI杯2歳S)らの母の父となった。


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