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ウインズ室蘭・釧路の場外撤退、「Aiba石狩」開設を発表

ホッカイドウ競馬は、室蘭市のJRAウインズ室蘭に開設している室蘭場外発売所と釧路市のJRAウインズ釧路に開設している釧路場外発売所を、本年度のホッカイドウ競馬が終了する11月20日をもって閉鎖することと、石狩市の競輪場外発売所「サテライト石狩」内に、ミニ場外「Aiba石狩」を12月9日にオープンすることを発表した。
室蘭発売所は1989年に、釧路発売所は84年に開設。ピーク時の91年には両場外とも一日平均3000万円以上の発売額を記録した。しかし、その後は年々減少。昨年度は室蘭が400万円台に、釧路が300万円台にまで落ち込んでいた。今後は両地域ともミニ場外(Aiba)を開設する方向で検討している。
一方、Aiba石狩は道内12番目となるミニ場外。同競馬が本年3月に策定した「北海道競馬改革ビジョン」に基づく、民間活用型の公募入札制度による初の場外となる。全国で2番目となる競輪場外とのコラボレーションが特徴。施設の2階に自動発売機2台、自動払戻機4台、払戻機1台を設置する。
オープン後はばんえい競馬や南関東の馬券を発売。同競馬は来年4月の開幕から発売する。また、定期的なファンサービスの実施や専門スタッフの配置、キッズルームやレストランの併設、ロイヤルルームの設置、シャトルバスの運行を予定。札幌市中心部から車で約30分と近く、競馬ファンの空白地帯をカバーできることから、年間約2億円の売り上げ目標を立てている。
同競馬では今後も、低コストで収益性が高く、運営改善の効果が大きいミニ場外の設置に力を注いでいくとしている。


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