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種牡馬ヒシアケボノ死亡

JRAは、東大付属牧場で種牡馬として供用されていたヒシアケボノ(牡16歳、父ウッドマン)が19日、病気のためJRA競走馬総合研究所で死亡した、と発表した。同馬は1カ月前より体調を崩し、治療を受けていたが、17日に検査のためJRA競走馬総合研究所に移送されていた。
同馬の競走成績は30戦6勝(うち地方1戦)。デビュー6戦目から4連勝でオープン入りすると、その後スワンSをJRAレコードで制し、重賞初制覇を果たした。さらにスプリンターズSも快勝して、95年のJRA賞最優秀短距離馬に選ばれた。
現役引退後はJBBA日本軽種馬協会で種牡馬入り。七戸・胆振・下総種馬場などで過ごした後、昨年から茨城県の東京大学農学部付属牧場で繋養されていた。主な産駒に賢島特別(1000万)など4勝したヒシアスカのほかに、先週16日の福島で相馬特別(500万)を制したオオヒメ(牝4歳、美浦・柄崎厩舎)などがいる。
佐山優調教師(現役時の管理調教師)「体が大きな馬でしたが、気持ちが優しくて、とても可愛い目をした馬でした。体も丈夫で手のかからない本当に可愛い馬でした。アメリカの1歳馬のセールではじめて見たときから体が大きく、とても目立っていたことを思い出します。亡くなったのは突然で驚きましたが、重賞に手が届くまでいろいろとあり、思い出すことがたくさんあります。ご冥福をお祈りします」


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