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英国3歳馬レーヴンズパス優勝―ブリーダーズCクラシック

今年で第25回を迎えたブリーダーズCが10月24日、25日の2日間にわたって米国カリフォルニア州サンタアニタパーク競馬場で行われた。今年が初めてのオールウェザーでの開催となるメインレース“クラシック”(AW10ハロン、総賞金500万ドル)は暑いくらいの晴天に恵まれた25日、現地時間15時45分にスタート。内から好スタートを切ったカジノドライヴが押し出されるように先頭に立ち、フェアバンクス、ゴービトウィーンが続く。カーリンは中団後方の8番手、それを見る形でレーヴンズパス。テンの2ハロンを23秒77、前半4ハロンは47秒60のペースを刻んだカジノドライヴだったが、後続が一気に追い上げた最終コーナーでは余力をなくし、馬群に呑み込まれてしまう。直線なかばでカーリンが堂々と先頭に立ったのもつかの間、その背後で脚をためていたレーヴンズパスが外から一気に加速、素晴らしい瞬発力で勝負を決めた。2着に英2000ギニー馬ヘンリーザナヴィゲーター、3着にチアゴと追い込み馬が入り、カーリンは4着。カジノドライヴはおよそ20馬身差の最下位12着に終わった。勝ったレーヴンズパスはハヤ王女&ダーレー所有の英国調教馬でイルーシヴクオリティ産駒の3歳馬。G2セレブレーションマイル、G1クイーンエリザベス2世Sと英国のマイル戦を連勝してここに臨んでいた。
◇成績表 勝ちタイム1:59.27
着順 着差 馬名
1    レーヴンズパス
2 1 3/4 ヘンリーザナヴィゲーター
3 3/4 チアゴ
4 クビ カーリン
5 1 3/4 ゴービトウィーン
(以下)カーネルジョン、スムーズエア、シャンゼリゼ、デュークオブマーマレード、フェアバンクス、スチューデントカウンシル、カジノドライヴ
カジノドライヴに騎乗したV.エスピノーザ騎手のコメント:スタート後、押し出される形でハナに立ち、馬にとっては悪いペースではなかったし、気持ちよく流れに乗っていたと思いますが、4コーナーで並ばれた後は反応がなくなってしまいました。
藤沢和師のコメント:スタート直後からハナに立ったのは、予想外の展開でした。この馬自身にとっては早い流れだったということでしょう。スケジュール的に急仕上げになったものの、よい状態で出走させることができ期待していましたが、今回は完敗でした。


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