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門別開催スタート、ホッカイドウ競馬

2008年度のホッカイドウ競馬を締めくくる門別開催が10月21日、日高町の門別競馬場で開幕した。開幕初日は好天にも恵まれ、日高管内だけでなく札幌、苫小牧方面からもバスが運行され、700人を超すファンが来場。昨年5月以来1年半ぶりの馬産地競馬を楽しんだ。
約235億円の累積赤字を抱え、10年度までに単年度赤字を解消することが存続の条件となっている同競馬。来年度から同競馬場をメインに、馬産地主導による新生・北海道軽種馬振興公社が競馬運営にあたり赤字脱却を目指す。「門別シリーズを盛り上げることが来年につながる」(主催者)ことから、さまざまなイベントでファンを迎えた。
初日は入場無料とし、甘酒や手づくり揚げかまぼこ、JBCオリジナルキャップなどをプレゼント。日高管内挙げてのバスツアーや札幌、苫小牧からの無料バス運行で集客を図った。
本年度の同競馬の発売総額は、札幌、旭川開催が終わった時点(10月16日現在)で98億5481万300円。計画比95.5%と苦戦を強いられている。門別開催では約19億4000万円の発売を見込んでいるが、計画額を達成するにはその120%以上がノルマ。厳しい状況ではあるが、北海道競馬事務所の山森勉次長は「馬産地ならではの競馬を目指し、目標に少しでも近づけるよう、関係者一丸となって取り組んでいきたい」と意気込みを語った。
門別開催は11月20日まで3開催15日間。交流G3北海道2歳優駿(10月30日)、道営記念(11月20日)といった重賞や、日高地域軽種馬生産振興会協賛による「産地対抗レース」などが実施される。


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