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門別競馬場で施設整備工事の安全祈願祭を実施、再活性化へ

来年度からホッカイドウ競馬のメイン競馬場となる日高町の門別競馬場で9月23日、施設整備工事に係る安全祈願祭が行われた。
安全祈願祭には、高橋はるみ北海道知事、北海道軽種馬振興公社の三輪茂理事長、道議会議員、日高管内各町長、工事関係者など約60人が出席。富川神社の神事に則り、玉串を捧げて工事の安全を祈願した。
施主を代表して三輪茂理事長は「資材高騰の折、心意気を持って落札していただいた業者の方々に感謝したい。産地活性化の起爆剤となるよう期待したい」と挨拶。また、高橋知事は「いよいよこの日が来た。競馬事業のひとつという枠組みではなく、馬産地の活性化や観光、文化のシンボルとなることを期待しています。産地と力を合わせ、再活性化の努力をしていきたい」と激励した。
230億円以上の累積赤字を抱え、存続の危機にある同競馬は、今年3月に今後の競馬事業のあり方を示す「競馬改革ビジョン」を策定。同競馬場を本場化し、ナイター設備や新スタンドを整備することを決定した。
整備主体は来年から競馬運営にあたる北海道軽種馬振興公社。総工費は約12億円で、JRA日本中央競馬会、NAR地方競馬全国協会や産地の各自治体、農業団体などから支援を受けた。ナイター設備は42基の照明を整備し、大井・川崎の競馬場並みの明るさを確保。800人収容の新スタンドはテント構造とし、310インチ大型モニターを設置する。これにより既存のスタンドと合わせ1300人が収容可能となる。工事は9月下旬から着手。来年3月末に竣工する予定だ。


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