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スキャターザゴールド、一転ロシアへ輸出、シーロとともに

ウルグアイへの輸出が決まっていた、新ひだか町のアロースタッド繋養中の種牡馬スキャターザゴールド(牡11歳、父ミスタープロスペクター)が一転、ロシアへ輸出されることになった。僚馬シーロ(牡11歳、父ウッドマン)とともに海を渡る。
スキャターザゴールドは2000年の加2冠馬。01年から日本で種牡馬入りしたが、種付頭数が減少してきたことから今シーズンを最後にシンジケートを解散していた。新たな繋養先を検討していたところ、ウルグアイからオファーがあり売却を決定。8月に出国する予定だったが急遽キャンセルになり、新たな売却先を探していた。
また、シーロは欧米でG1・3勝を挙げた実力馬。02年に日本へ輸入されて以来、新冠~浦河~門別地区で供用され、今年からアロースタッドで種牡馬生活を送っていた。
2頭は9月6日に同スタッドを退厩。JBBA日本軽種馬協会静内種馬場で出国検疫に入る。出国は16日を予定。輸出先が二転三転したが、同スタッドでは「発展著しいロシアで2頭の健闘を祈る」と心境を語っていた。
ロシアはICSC国際セリ名簿基準委員会非加盟国。古くからトロッターの生産が盛んであるが、サラブレッドの生産も行われている。03年の生産統計ではサラブレッドは種牡馬158頭、繁殖牝馬954頭、生産頭数445頭。近年日本へはダノンブリッジ(牡2歳、父ファヴン)、ダノンシェル(牡2歳、美浦・萩原厩舎、父トリプルバック)の2頭が輸入されているが、日本からの種牡馬の輸出は初めてのこととなる。


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