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BTC直線砂馬場の改修工事始まる

東洋一の調教施設を誇る、浦河町のBTC軽種馬育成調教センターはこのほど、施設の更なる充実を目指し、1200m直線砂馬場コースの改修工事を開始した。
BTCは1991年に設立。総面積1500haの広大な敷地には、草原を利用したグラス馬場や直線1800mの芝馬場、トラック馬場(1600m、800m)、屋内1000mの直線ウッドチップ馬場、1000m坂路馬場などバラエティに富んだコースがある。
1200mの直線砂馬場は93年7月に設置。工事では路盤をこれまでの火山灰路盤から砕砂路盤に改修する。ダートはJRAと同じ青森産のクッション砂に入れ替え、併せて、隣接する1200m直線グラス馬場側にFRP製の柵を新設する。総工費は約7000万円で、設計はJRAが担当した。完成は9月末を予定。12月には馬場開きしたいとしている。
砕砂路盤は水分の抜けが早く、凍結することが少ない性質がある。すでに砕砂路盤を導入した1600mと800mのトラック砂馬場は屋外にあるが、今年は3月から馬場を開場できたことから、BTCの川島利一郎次長は「改修後は凍結の心配が少なくなり、長い期間にわたって馬場が使用できるようになります。これからも強い馬づくりの一助になれるよう、様々な改善をしていきたいです」と完成を心待ちにしている。


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